ラグビーリパブリック

滑川剛人レフリーと桑井亜乃レフリーがワールドラグビー主催大会のマッチオフィシャルに選出

2023.03.09

滑川剛人レフリー(左)と桑井亜乃レフリー(写真提供:日本ラグビーフットボール協会)


 日本ラグビーフットボール協会公認レフリーの滑川剛人レフリーと桑井亜乃レフリーが、ワールドラグビー主催大会のマッチオフィシャルに選出された。
 日本ラグビー協会によれば、滑川氏は、ヨーロッパの強豪6か国の20歳以下代表が戦う「U20シックスネーションズ 2023」に選出され、現地時間3月10日にグラスゴーでおこなわれるU20スコットランド代表×U20アイルランド代表戦ではレフリーを務める。U20シックスネーションズで日本人がレフリーを担当するのは初めて。
 桑井氏は、3月末からおこなわれる「HSBC ワールドラグビー セブンズシリーズ 2023 香港大会(女子)」と、4月下旬に南アフリカのステレンボッシュで開催される「ワールドラグビー セブンズチャレンジャーシリーズ 2023」に参加することになった。

 トヨタヴェルブリッツの選手時代からレフリーとしてのキャリアをスタートさせていた33歳の滑川氏は、「まずはU20シックスネーションズ2023の舞台に挑戦できること嬉しく思っております。まだまだ自分自身の目標に対しては通過点かもしれませんが、この舞台に私が立てるまでになった過程として多くの関係者、コーチ、職場、仲間、家族に支えられてきました。笛を持つ80分、旗を持つ80分とたった160分かもしれませんが、多くの方に感謝を伝えて、勇気、希望を与えれるように最善の準備を持ち、グラウンドでは常に挑戦し続けたいと思います。またこの機会が日本ラグビーレフリー界の更なる発展向上のため、そして日本代表がラグビーワールドカップで良い結果をつかむために、微々たる力かもしれませんが自分自身何ができるかを考えて挑み、ヨーロッパでの時間を過ごし、成長して帰国したいと考えおります」とコメントした。

 女子セブンズ日本代表として32キャップを持ち、2016年のリオデジャネイロオリンピックにも出場した経験がある33歳の桑井氏は、レフリーとしてワールドセブンズシリーズに参加するのは初めて。「サクラセブンズ(女子セブンズ日本代表)時代に選手としてプレーしてきた大会にレフリーとして参加できるというのは感慨深いものがあります。私の現在の目標は、世界初の選手とレフリー、両方でのオリンピック出場を成し遂げることです。そのために、まずはこのワールドシリーズという舞台で最高のパフォーマンスを見せたいと思います。レフリーを始めて約1年半が経ち、日々勉強中ではありますが、今大会では、セブンズの特徴でもあるスピーディーな展開で、チームや選手の持ち味が発揮できるように最大限ベストを尽くしたいと思います」と意気込みを述べた。

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