岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで3月5日、リーグワン・ディビジョン2の第7節がおこなわれ、3位の豊田自動織機シャトルズ愛知が44-38で最下位の釜石シーウェイブスRFCに競り勝ち、4勝3敗となった。釜石シーウェイブスはホームでの今季初勝利ならず、1勝6敗。
前半、LOジェームズ・ガスケルらの活躍で5トライを挙げたシャトルズ愛知が31-18で折り返したが、釜石シーウェイブスは後半先に得点を重ねて3点差に詰め、53分(後半13分)、スクラムから持ち出したNO8サム・ヘンウッドがサイドアタックでタックラーをかわしてゴールへ走りきり、逆転した。
最大16点リードからゲームをひっくり返されたシャトルズ愛知は、58分、カウンターでSO清水晶大が抜け、SH森崎陸につないでトライが決まり、再びリードを奪った。
だが、釜石シーウェイブスは62分、ゴールに迫ったあと、SO中村良真が蹴ったボールをキャプテンのWTB小野航大がインゴール左で押さえ、38-38の同点となった。
それでも、粘り勝ちしたのはシャトルズ愛知だった。
71分、釜石シーウェイブスが自陣深くで反則を犯してしまい、シャトルズ愛知はペナルティゴール(PG)で勝ち越す。その後、反則を繰り返したシーウェイブスにイエローカードが出て、数的有利となったシャトルズは攻め続けて78分にもPGで加点した。
そして、ホーンが鳴ったあと、釜石シーウェイブスが敵陣22メートルラインに迫ってラインアウトからのラストチャンスにかけたが、シャトルズ愛知はプレッシャーをかけてボールを奪い返し、まもなくノーサイドとなった。