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専大の新監督に石倉俊二氏就任。スピアーズ率いた指導力でFW強化、1部復帰目指す

2023.03.02

競争の激しい関東大学リーグ戦で1部復帰を目指す専大。(撮影/松本かおり)



 専修大学ラグビー部の新監督に石倉俊二氏が就いた。
 3月1日、同大学が発表した。

 専大ラグビー部は1929年創部。関東大学リーグ戦1部優勝5回、大学選手権ベスト4が3回という実績を誇るも、現在は関東大学リーグ戦2部で戦っている。

 2022年シーズンは2部の2位で入替戦に出場したが昇格はならなかった。
 新体制で1部復帰を目指す。

 2012年から11シーズン指揮を執ってきた村田亙氏は退任した。
 同氏は男子セブンズ日本代表の監督も含め、15年に渡り指導者を務めてきた。一旦、コーチングの現場から離れる。

 村田氏は2021年シーズンに2部に降格した際、1季での1部復帰を誓っていた。
 それを果たすことができず、自ら身を引いた。

 昨季までアシスタントコーチを務めていた新監督に、「これまでと変わらぬ情熱を注いでくれたら目標は達成できる」とエールを送る。

 石倉新監督は1970年9月24日生まれの52歳。現役時代はLO、NO8で活躍した。
 学生時代は目黒高校、専大でプレー。大学4年時は副将を務めた。

 大学卒業後は株式会社クボタに入社。2003年までクボタスピアーズでグラウンドに立った。
 スピアーズではコーチも務め、2012年〜2015年の4季は監督として指揮を執った。

 2021年シーズンからアシスタントコーチとして母校の指導にあたっていた石倉新監督は、今回の就任にあたり、「関東大学リーグ戦1部への復帰、さらには大学選手権出場という目標に向けて、部員と共にチャレンジしていきます」とコメントを出した。
「『熱く戦う集団』となるよう、チームの意識改革を進めていきます」

 チームは3月1日、学生幹部についても発表した。
 主将にはWTB飯塚稜介(桐蔭学園)が就いた。CTB野中優作(東福岡)、FL山本凌士(報徳学園)の2人が副将としてキャプテンをサポートする。
 ヘッドコーチは大東毅氏が務める。

 春には、先の花園で優勝した東福岡から、決勝に先発したCTB永井大成が入学する。
 3月1日現在、17名の新入部員も発表された。


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