専修大学ラグビー部の新監督に石倉俊二氏が就いた。
3月1日、同大学が発表した。
専大ラグビー部は1929年創部。関東大学リーグ戦1部優勝5回、大学選手権ベスト4が3回という実績を誇るも、現在は関東大学リーグ戦2部で戦っている。
2022年シーズンは2部の2位で入替戦に出場したが昇格はならなかった。
新体制で1部復帰を目指す。
2012年から11シーズン指揮を執ってきた村田亙氏は退任した。
同氏は男子セブンズ日本代表の監督も含め、15年に渡り指導者を務めてきた。一旦、コーチングの現場から離れる。
村田氏は2021年シーズンに2部に降格した際、1季での1部復帰を誓っていた。
それを果たすことができず、自ら身を引いた。
昨季までアシスタントコーチを務めていた新監督に、「これまでと変わらぬ情熱を注いでくれたら目標は達成できる」とエールを送る。
石倉新監督は1970年9月24日生まれの52歳。現役時代はLO、NO8で活躍した。
学生時代は目黒高校、専大でプレー。大学4年時は副将を務めた。
大学卒業後は株式会社クボタに入社。2003年までクボタスピアーズでグラウンドに立った。
スピアーズではコーチも務め、2012年〜2015年の4季は監督として指揮を執った。
2021年シーズンからアシスタントコーチとして母校の指導にあたっていた石倉新監督は、今回の就任にあたり、「関東大学リーグ戦1部への復帰、さらには大学選手権出場という目標に向けて、部員と共にチャレンジしていきます」とコメントを出した。
「『熱く戦う集団』となるよう、チームの意識改革を進めていきます」
チームは3月1日、学生幹部についても発表した。
主将にはWTB飯塚稜介(桐蔭学園)が就いた。CTB野中優作(東福岡)、FL山本凌士(報徳学園)の2人が副将としてキャプテンをサポートする。
ヘッドコーチは大東毅氏が務める。
春には、先の花園で優勝した東福岡から、決勝に先発したCTB永井大成が入学する。
3月1日現在、17名の新入部員も発表された。