7人制ラグビー(セブンズ)の国際サーキットである「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2023」は、男子の第6ラウンドとなるロサンゼルス大会が現地時間2月25日に開幕。初日は悪天候で難しいコンディションとなり、中断をはさみながらプール戦はおこなわれ、C組に入った男子セブンズ日本代表は1勝2敗でベスト8入りを逃した。
日本は初戦でフィジーに挑み、0-50と完敗。
立ち上がり、辛抱していた日本だったが、前半2分に先制を許すと、4分にはブレイクダウンでターンオーバーされ、間もなく失点。
日本はその後もキックオフと接点で苦労し、個人技も冴えたフィジーの勢いを止められず、自分たちは攻める機会をほとんど作れなかった。
試合終了間際に一矢を報いようとボールをつないだが、無得点に終わった。
2戦目はオーストラリアと対戦し、10-24で敗れた。
日本は7点ビハインドの前半4分、石田吉平との連係から岩本総司が抜け、テンポよくつないで丸尾崇真がトライを決めた。
しかしその後、タックルミス、反則、ブレイクダウンの苦戦で相手に3連続トライを許し、点差を広げられた。
日本は終盤、古賀由教のゲインからチーム一体となったアタック継続で敵陣深くに入り、副島亀里ララボウ ラティアナラがフィニッシュしたが、反撃が遅かった。
2連敗でカップ準々決勝進出は難しくなった日本だが、プール最終戦ではケニアに7-5で競り勝ち、いい形で初日を終えている。
この試合も追う展開となったが、相手にイエローカードが出て数的有利だった後半2分、薬師寺晃のビッグゲインからチャンスを広げ、テンポよくつないで最後は薬師寺がトライゲッターとなった。そして、厳しい角度からのコンバージョンを野口宜裕が決め、逆転。その後、追加点は奪えなかったがケニアにプレッシャーをかけ続け、接戦を制した。
大会2日目(最終日)、日本は9位以下のトーナメントに臨み、B組で3位だったウルグアイと対戦する。