9月に開幕するワールドカップ(以下、W杯)。日本代表の、それまでの強化の足取りが明確になった。
2月24日、日本ラグビー協会は2023年7月、8月におこなう試合のスケジュールを発表した。
国内で5試合を戦う。
W杯イヤー幕開け「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」
WOWOWで全15試合を放送・ライブ配信中!アーカイブ配信も
日本代表は『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』で3つのテストマッチを戦い、オールブラックス・フィフティーン(以下、オールブラックスXV)と2回対戦する。
オールブラックスXV戦は7月8日と15日に、東京(秩父宮)と熊本で実施され、第1戦はジャパン・フィフティーン(以下、ジャパンXV)として、第2戦は日本代表として挑む(キャップ対象試合ではない)。
オールブラックスXVは、ニュージーランドの正代表に次ぐシニアチームだ。
昨秋は欧州ツアーをおこない、アイルランドAやバーバリアンズと戦った。
同ツアーにはダミアン・マッケンジーら、代表キャップを持つ選手たちが大勢選ばれた。
正代表にケガ人が出た際は、オールブラックスXVからメンバー補充がおこなわれた。代表スコッドの大枠の一部と考えていい選手たちで構成されている。
オールブラックスもW杯へ向け、選手層を厚くしておきたい。
世界トップレベルとの試合経験を積んでおきたい日本代表、同XVの両チームにプラス面が大きい2試合となる。
『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』は、7月22日、29日、8月5日に、それぞれサモア、トンガ、フィジーと戦う。
試合会場は北海道(札幌ドーム)、大阪(花園)と続き、フィジー戦の試合地は未定となっている。
日本代表を率いるジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは、「この5試合は、W杯に向けた準備において大きな部分を占めるもの。異なるチャレンジングな4チームとの対戦は、イタリア代表との対戦と共に、フランス大会で我々が直面することになる激しさに近い高いレベルでの競争をもたらしてくれるでしょう」と話す。
「オールブラックスXVは、オールブラックス(NZ代表)への選出を貪欲に狙う選手達で構成されたチームで大きな挑戦となりますし、サモア代表、トンガ代表、フィジー代表は、太平洋諸島のラグビーらしい優れた肉体と情熱で戦ってくるでしょう。ワールドカップを前にして、どのチームのどの選手も強い印象を与えようとしますので、どの試合も速くフィジカルで、とても面白い試合となることは間違いありません」
サモアはW杯でも同じプールDに入って戦う相手だ。
各試合のキックオフ時間、チケット情報、放送予定等は、決定次第あらためて発表される。
【日本代表試合日程】
◆リポビタンDチャレンジカップ2023
2023年7月8日(土) 会場:秩父宮ラグビー場(東京)
ジャパンXV×オールブラックスXV
2023年7月15日(土) 会場:えがお健康スタジアム(熊本)
日本代表×オールブラックスXV
※本試合はテストマッチではなく、キャップ対象試合ではありません。
◆リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ
2023年7月22日(土) 会場:札幌ドーム(北海道)
日本代表×サモア代表
2023年7月29日(土) 会場:東大阪市花園ラグビー場(大阪)
日本代表×トンガ代表
2023年8月5日(土) 会場:未定
日本代表×フィジー代表