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NZ、豪州、太平洋諸島の猛者集うスーパーラグビー開幕 王者クルセイダーズは黒星発進

2023.02.24

クルセイダーズを相手にサム・ケイン(7番)の逆転トライで勢いづいたチーフス(Photo: Getty Images)


 プロクラブラグビーの南半球最高峰大会ともいえる「2023 スーパーラグビー・パシフィック」が2月24日に開幕し、オープニングゲームでは、7年連続のタイトル獲得を狙うクルセイダーズが地元のクライストチャーチで同じニュージーランドチームのチーフスと対戦、10-31で敗れ黒星発進となった。

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 クルセイダーズはSOリッチー・モウンガのドロップゴールで先制し、FBデイヴィッド・ハヴィリが最初のトライを決めるなどして10-7で折り返したが、チーフスは49分(後半9分)に敵陣深くの連続攻撃で共同主将のFLサム・ケインが抜けてゴールラインを割り、逆転。59分に危険なプレーをしたクルセイダーズの選手にイエローカードが出ると、チーフスは数的有利の時間帯に2トライを追加し、勝利を引き寄せた。

 今大会はニュージーランドの5チーム(ブルーズ、チーフス、ハリケーンズ、クルセイダーズ、ハイランダーズ)、オーストラリアの5チーム(レッズ、ワラターズ、ブランビーズ、レベルズ、フォース)、そしてフィジアン・ドゥルア、モアナ・パシフィカといった計12チームが参加。
 6月3日まで予定されているレギュラーシーズン中、各チーム14試合(総当たり戦+ダービーマッチ3試合)戦い、勝点制による順位で上位8チームがプレーオフに進む。

 今年はワールドカップイヤーであり、選手たちにとっては各国代表のワールドカップスコッド入りへアピールする重要な大会。オールブラックス(ニュージーランド代表)やワラビーズ(オーストラリア代表)の有力選手だけでなく、モアナ・パシフィカには今秋のワールドカップで日本と同組に入るサモアの選手も多く、注目だ。

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