ジャパンラグビー「リーグワン 2022-23」のディビジョン1で、第7節までに5敗してプレーオフ進出争いで厳しい立場にあるトヨタヴェルブリッツは、2月18日に地元のパロマ瑞穂ラグビー場で11位のNECグリーンロケッツ東葛と対戦し、21-18と競り勝ち、トップ4入りへ望みをつないだ。
前半をリードしたのは、開幕戦以来の2勝目を目指したグリーンロケッツだった。
22分にラインアウトからモールで押し込み先制すると、SO金井大雪のゴールキックで加点し、10点を奪った。
しかし、ヴェルブリッツはハーフタイム前、WTBヴィリアメ・ツイドラキの突破からチャンスとなり、クイックリサイクルでつなぎ、WTB高橋汰地がタックルされながらもインゴール右隅に押さえた。FBティアーン・ファルコンのコンバージョンも決まり、3点差に詰めて折り返した。
そして、流れを変えたヴェルブリッツは48分(後半8分)、CTBロブ・トンプソンのブレイクからSH茂野海人、SOウィリー・ルルーとつなぎ、連続トライで逆転に成功する。
その後、グリーンロケッツが再びドライビングモールでゴールラインを割り、FBレメキ ロマノ ラヴァのドロップゴールも決まって14-18とされたヴェルブリッツだったが、75分、NO8フェツアニ ラウタイミがハーフウェイからブレイクしてつないで敵陣深くに入り、SH福田健太が果敢に勝負してタックルを破り、逆転トライを決めた。
これが決勝点となり、接戦を制したヴェルブリッツは3勝5敗(勝点14)となっている。惜敗のグリーンロケッツは1勝7敗(勝点5)。