ジャパンラグビーリーグワンは2月11日、ディビジョン2の1試合(第5節)が東京・駒沢オリンピック公園総合運動場でおこなわれ、開幕から全勝の浦安D-Rocksが釜石シーウェイブスを64-26と圧倒し、5連勝となった。シーウェイブスは1勝4敗。
D-Rocksは前半だけで6連続トライを奪い、勝負を決めた。
試合開始早々にゴールに迫ってFWで先制すると、8分にはテンポよくボールを回してWTBラリー・スルンガが右外を駆け上がり、サポートしたCTBトゥクフカ トネがフィニッシャーとなった。12分にはSOオテレ・ブラックがキックを使って快足WTB石井魁のトライを演出。D-Rocksは接点でもシーウェイブスにプレッシャーをかけ続け、危険なタックルをした選手にイエローカードが出て1人少ない時間帯もあったが、21分には自陣深くでのターンオーバーからCTBサミソニ・トゥアのビッグゲインでチャンスとなり、つないでFB安田卓平がファイブポインターとなった。37分には、敵陣深くのブレイクダウンでボールを奪い返してたたみかけ、LO金嶺志が得点。前半ラストにもキック&チェイスでプレッシャーをかけてゴール前での攻撃権を得、LO金嶺志が連続トライゲッターとなった。
D-Rocksは38-0で迎えた後半も4トライを挙げ、大勝。
そして、早稲田大学を卒業する前にアーリーエントリー制度でD-Rocksに選手登録され、この試合にベンチ入りしたSH小西泰聖が58分(後半18分)から出場し、デビューを果たしている。
一方、シーウェイブスは後半開始早々、敵陣深くでPKを得ると、タップからのサインプレーですばやく攻めの方向を変えて相手を惑わし、FBキャメロン・ベイリーが切り込んでオフロードでつなぎ、キャプテンのWTB小野航大が左隅にチーム最初のトライを決めた。66分にはFL河野良太がディフェンスを破って力強い走りでゴールへ。そして、79分にはSO中村良真も快走して5点を入れ、試合終了前にもターンオーバーからFLセタ・コロイタマナがチーム4トライ目を獲りきり、意地を見せた。