ラグビーリパブリック

トンネル抜けた静岡ブルーレヴズが2連勝 花園近鉄ライナーズは苦戦続き7連敗

2023.02.05

ライナーズ戦でハイボールをキャッチするブルーレヴズのFB山口楓斗(撮影:平本芳臣)


 リーグワンの第6節で今季初勝利を挙げた静岡ブルーレヴズが、一週間後の2月5日、東大阪市花園ラグビー場で花園近鉄ライナーズを34-14で下し、2連勝となった(2勝1分4敗)。一方、ライナーズはディビジョン1に昇格してから厳しい戦いが続き、7連敗。

 ブルーレヴズは前半9分、敵陣深くに入ってすばやく大きくボールを動かし、WTB奥村翔が先制のファイブポインターとなった。

 対するライナーズは11分、LOベン・トゥーリスがキックチャージからトライを奪い返し、チームを活気づけた。

 しかし、ライナーズは反則が多く、攻める時間が多くなったブルーレヴズは27分、ラインアウトからモールで押しきり、10-7と再びリードを奪った。

 ライナーズは元スコットランド代表のトゥーリスらがブレイクダウンで奮闘し、ディフェンスも前半は粘りがあったが、対するブルーレヴズも堅守でホストチームを勢いづかせなかった。

 そして、後半も先に得点したのはブルーレヴズで、48分(後半8分)、12フェイズを重ねてCTB小林広人が抜け、インゴールに持ち込んだ。

 連敗脱出を目指すライナーズも意地を見せ、51分、ハイボールの競り合いでこぼれたボールを拾ったWTBジョシュア・ノーラがゴールへ駆け抜け、コンバージョンも決まって再び3点差に詰めた。

 しかし、ブルーレヴズはその4分後、アタックでFB山口楓斗がディフェンダーを2人引きつけて左WTBマロ・ツイタマにつなぎ、背番号11が駆け上がってタックラーを振りきり、トライを決めた。

 22-14としたブルーレヴズはさらに66分、敵陣深くに入ってモールからボールを動かし、CTB小林が中央を抜け、追加点を挙げた。そして、71分にはCTBヴィリアミ・タヒトゥアが突破して、パスをもらった快足のツイタマがフィニッシャーとなり、勝負を決めた。

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