ラグビーの国内リーグで優勝争いの常連である東京サントリーサンゴリアスが、ディビジョン1に昇格して快進撃を続ける三菱重工相模原ダイナボアーズを止めた。
両チームは1月29日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれたリーグワンの第6節で激突し、サンゴリアスが51-13で制して5連勝となった(5勝1敗)。ダイナボアーズは2敗目(3勝1分2敗)。
序盤、チャレンジャーのダイナボアーズが敵陣深くでプレッシャーをかけてターンオーバーし、22フェイズ重ねたが、サンゴリアスは根気よく守り、相手を勢いづかせなかった。
両者譲らぬ攻防がしばらく続き、3-3で迎えた前半34分、ディフェンスで踏ん張ったサンゴリアスは、自陣深くのスクラムからボールをもらったFB松島幸太朗が突破して次々とつなぎ、すばやく展開してCTB中村亮土からのキックパスを捕球したWTBテビタ・リーがディフェンダーをかわしてゴールへ走りきり、スコアを動かした。
その後、ダイナボアーズにペナルティゴール(PG)を許したものの、サンゴリアスは40分、クイックスローイン後、リーのブレイクスルーでチャンスとなり、サポートの選手たちがつないでPR小林賢太がフィニッシュし、17-6で折り返した。
リズムをよくしたサンゴリアスは後半開始早々、SOアーロン・クルーデンがキックレシーブからのカウンターで抜け、CTB中野将伍につないでトライを獲得。さらにPGで加点後、49分(後半9分)には自陣22メートルライン内のターンオーバーでボールを手にした松島がハンドオフから快足を飛ばしてゴールへ走りきり、フランスから帰国してチームに復帰後、リーグワン初トライとなった。
ダイナボアーズは59分にゴールに迫り、連続攻撃をNO8ヘイデン・ベッドウェル=カーティスがフィニッシュしたものの、奪ったトライはこの1本のみ。
その後もリードを広げたサンゴリアスは、ラストアタックでWTB河瀬諒介がチーム7トライ目を決め、50点超えとなった。