ラグビーリパブリック

トヨタヴェルブリッツが連敗「4」でストップ。コベルコ神戸スティーラーズに逆転勝ち。

2023.01.28

タックラーを引きずりながら前進するヴェルブリッツのFBヴィリアメ・ツイドラキ(撮影:平本芳臣)


 リーグワンのディビジョン1で今季第2節から苦しい戦いが続いていたトヨタヴェルブリッツだが、1月28日に神戸ユニバー記念競技場でコベルコ神戸スティーラーズを38-21で下し、連敗を4で止めた。

 前半をリードしたのは神戸スティーラーズだった。序盤、CTBリチャード・バックマンがプレッシャーをかけてターンオーバーし、攻め続け、CTBラファエレ ティモシーが抜けてキックしたボールをWTB山下楽平が確保して先制トライを決めた。

 その後、トヨタヴェルブリッツのSOティアーン・ファルコンがペナルティゴールを3本決め逆転したが、神戸スティーラーズは18分にラインアウトからモールで押しきり、再び5点リードを奪って折り返した。

 しかし、トヨタヴェルブリッツは後半に入ってすぐ、連続攻撃でCTBバティリアイ・ツイドラキが抜けて弟のFBヴィリアメ・ツイドラキにつなぎ、トライを獲得。コンバージョン成功で16-14と逆転した。

 さらに、48分(後半8分)にもドライビングモールで敵陣深くに入り、すばやくボールを動かしWTBジョネ・ナベテレヴが5点を追加。トヨタヴェルブリッツは勢いづき、51分にはハーフウェイから、HO彦坂圭克がモールから持ち出してブレイクし、サポートしたSH福田健太がゴールへ駆け抜けた。そして、55分にはラインアウトからモールで押しきり4連続トライとなった。

 トヨタヴェルブリッツは終盤、不当なプレーや危険なプレーでイエローカードを3枚もらい、数的不利の時間が続いたが、神戸スティーラーズの反撃を7点に抑え、逆に、終了間際には12人で懸命にボールをつないでトライを獲りきり、連敗脱出とともに自信を取り戻す勝利となった。

 両チームともこれで2勝4敗。神戸スティーラーズは3連敗となった。

Exit mobile version