7人制ラグビー(セブンズ)の強豪が集う「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2023」は、今年最初の大会が1月21日にニュージーランドのハミルトンで幕を開け、女子セブンズ日本代表が準々決勝進出を決めた。
女子は12チームが参加し、日本はプールBでランキングトップのオーストラリアに14-26、同4位のフランスに12-26と惜敗したものの、最終戦でカナダに17-7と競り勝ち、B組3位となってC組3位のブラジルを得失点差で上回ったため、ベスト8入りとなった。
カナダ戦では、7点を追う後半の序盤に辛抱強くボールをつないでキャプテンの平野優芽がトライを奪い返すと、4分には須田倫代が鋭いステップでディフェンスを抜け、逆転。そして終盤にはPKからの速攻で吉野舞祐がトライゲッターとなり、勝利をつかんだ。
22日が順位決定戦となり、女子セブンズ日本代表は準々決勝で優勝候補のニュージーランドに挑む。
一方、男子セブンズ日本代表もプール戦で1勝したが、16チーム中で8強入りとはならず、最終日は9位以下のトーナメントに臨むこととなった。
男子プールCの初戦でアメリカに12-40と敗れた日本は、今季初のコアチーム昇格となったウルグアイとの2戦目を24-19で制したものの、準々決勝進出をかけた同組最後のアイルランド戦は、ハーフタイム前にパスを乱して相手に勝ち越しを許し、後半突き放され12-33で敗れた。
男子セブンズ日本代表は、9位決定トーナメントの初戦でイギリスと対戦する。