今季黒星発進だった東京サントリーサンゴリアスだが、1月14日に兵庫・ノエビアスタジアム神戸でおこなわれたリーグワン第4節でコベルコ神戸スティーラーズを39－19で下し、3連勝となった。
序盤に両チームともペナルティゴール（PG）で得点し、東京サンゴリアスは3－6で迎えた前半28分、敵陣深くに入ってラインアウトからモールで押しきり逆転した。
31分にもテンポよくボールをつなぎ、LOハリー・ホッキングスのオフロードからCTB中村亮土がゲインし、パスをもらったWTB尾崎晟也が右外を抜けてインゴール中央に持ち込んだ。
一方、11点ビハインドで折り返しとなった神戸スティーラーズは、後半アタマから出場となったCTBマイケル・リトルらがリズムを変え、SO李承信がPGでスコアを重ね5点差に詰めた。
しかし、東京サンゴリアスもSO森谷圭介のPGで落ち着きを取り戻すと、相手にイエローカードが出て数的有利だった55分（後半15分）には、FL山本凱がブレイクダウンで奮闘して敵陣深くに入り、ラインアウトからサインプレーを決め、フランスのボルドーへ来季移籍することが決まった日本代表のNO8テビタ・タタフが抜けてタックラーを弾き飛ばし、トライゲッターとなった。
勢いがついた東京サンゴリアスは、70分にはWTB尾崎がキックチェイスで相手にプレッシャーをかけて敵陣深くのラインアウトに移ると、モールで押し込み、ペナルティトライを獲得。
75分には、後半途中からの出場でデビューとなったWTB河瀬諒介がトライゲッターとなり、勝負を決めた。
神戸スティーラーズは試合終了間際にラインアウトモールから1トライを奪い返したが、反撃が遅く、2勝2敗となった。