今季リーグワンで引き分けはあるものの負けなしのクボタスピアーズ船橋・東京ベイが、1月14日に東京・江戸川区陸上競技場でおこなわれた第4節でNECグリーンロケッツ東葛に40-7で勝ち、3勝1分となった。グリーンロケッツは3連敗(1勝3敗)。
前半は競った。序盤にスピアーズがWTB木田晴斗のゲインからSH谷口和洋のトライにつながって先制したのに対し、グリーンロケッツは17分にラインアウトからモールで押し込み、両チームともコンバージョン成功で7-7の同点となった。
スピアーズは30分に敵陣深くに入ってPRオペティ・ヘルがピック&ゴーでインゴールに突っ込んだものの、グリーンロケッツは元オーストラリア代表のSHニック・フィップスとマオリ・オールブラックス主将の経験があるHOアッシュ・ディクソンが懸命の守りでグラウンディングを許さなかった。
その後もグリーンロケッツのしぶといディフェンスに手を焼いたスピアーズだが、ハーフタイム前、ゴールに迫ると、SH谷口が密集の周りを俊敏に動いてスペースを抜け、勝ち越しトライを決めた。
14-7で折り返したスピアーズは、46分(後半6分)にはラインアウトからモールで押し込み追加点を獲得。64分にはグリーンロケッツが自陣深くでパスを乱し、スピアーズCTBライアン・クロッティのトライにつながった。
リズムをよくしたスピアーズは、66分にはWTB木田がパスカットからゴールへ走りきりリードを拡大。74分にはPKからの速攻で木田が連続トライゲッターとなり、後半はグリーンロケッツに得点を許さず、トライ数で3本差以上つけたためボーナスポイントも獲得している。