リーグワン2022-23のディビジョン1で1勝1敗同士だったNECグリーンロケッツ東葛とコベルコ神戸スティーラーズが1月8日、千葉・柏の葉公園総合競技場で激突し、43-33でスティーラーズが制した。
キックオフ直後、グリーンロケッツ東葛のCTBマリティノ・ネマニが危険なプレーで10分間の退出となり、神戸スティーラーズは数的有利の間に3連続トライを挙げた。
2分、PR中島イシレリの力強い走りで敵陣深くに入ると、CTBナニ・ラウマペのキックパスからつないでFB山中亮平が最初の5点を入れた。5分にはCTBマイケル・リトルのゲインからテンポよくリサイクルし、山中が連続トライ。9分には敵陣深くのブレイクダウンでボールを奪い返してFLマルセル・クッツェーがフィニッシュし、19-0となった。
ホストゲームで意地を見せたいグリーンロケッツ東葛は16分、ラインアウトからのサインプレーを決めてHO新井望友がトライを獲得。
しかし、神戸スティーラーズは20分にCTBリトルがラックサイドを抜けてゴールに持ち込むと、27分にはNO8アタアタ・モエアキオラがモールから持ち出してトライを決め、点差を広げた。
その後、グリーンロケッツ東葛は主将のWTBレメキ ロマノ ラヴァが力走してWTB尾又寛汰のトライをアシストし、52分(後半12分)にはドライビングモールに対して相手の反則がありペナルティトライを獲得。神戸スティーラーズには不当なプレーがあった49分に続いて2枚目のイエローカードが出たため、流れが大きく変わるかに思われた。
しかし、13人になった神戸スティーラーズだが、56分、SO李承信やCTBリトルらのゲインと継続からチャンスとなってNO8モエアキオラが右外を駆け上がり、追加点を獲得。
3分後にグリーンロケッツ東葛が7点を奪い返したものの、神戸スティーラーズは63分、ラインアウトからのサインプレーが決まってCTBラウマペが突破し、パスをもらったSH中嶋大希がゴールに持ち込み再び突き放した。
グリーンロケッツ東葛は66分にWTBレメキが躍動し、WTB後藤輝也のビッグゲインもあってチーム5つ目のトライを挙げたが、反撃はそこまでで、前半に大差をつけていた神戸スティーラーズが逃げきった。