ジャパンラグビー リーグワンで今季ディビジョン1に昇格した三菱重工相模原ダイナボアーズが躍動している。開幕戦の快勝に続き、12月25日にホームの神奈川・相模原ギオンスタジアムでおこなわれた第2節では、トップ4入りを何度も経験しているトヨタヴェルブリッツを27-25で下した。
前半、ヴェルブリッツがWTB高橋汰地のキックを使った個人技とラインアウトモールで2トライを奪ったが、ダイナボアーズはディフェンスで奮闘し続け、相手のペースにはさせなかった。
そして、12点ビハインドで迎えた前半ラスト、連続攻撃を左外にいたNO8ジャクソン・ヘモポがフィニッシュし、SOジェームス・シルコックのコンバージョンも決まり、10-15で折り返した。
ダイナボアーズは勢いづき、49分(後半9分)にも根気よくアタックを継続してゴールに迫り、CTBヘンリー ブラッキンからクイックパスをもらったWTBタウモハパイ ホネティがタックラーをかわしてトライ。シルコックのゴールキックも決まり逆転した。
その後、両チームともペナルティゴールで得点を重ね、20-18で迎えた75分、ダイナボアーズはフェイズを重ね、ホネティがディフェンスを破ってゴールに持ち込み、点差を広げた。
そのホネティは77分、得点チャンスをつくったヴェルブリッツに対して故意のノックオンをしたと判断され、痛恨のイエローカード。梶原晃久レフリーはペナルティトライを宣告し、2点差となった。
そして、数的有利となったヴェルブリッツは試合終了間際、自陣深くからSOティアーン・ファルコンが抜け出し、サポートしたSH茂野海人が力走で大きくゲインする。しかし、ダイナボアーズは懸命に追いかけ、茂野からパスをもらったFB丸山凜太朗に対し、カバーディフェンスに入ったWTB落合知之がタックルで落球させた。その後、プレーは続き、ヴェルブリッツが再び敵陣に入ったものの、最後はダイナボアーズのLOエピネリ・ウルイヴァイティがブレイクダウンでジャッカルし、激闘は終了。ダイナボアーズが歓喜となった。