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静岡ブルーレヴズ奮闘実らずまたも終盤逆転劇で涙 昨季に続き埼玉ワイルドナイツに1点差惜敗

2022.12.25

埼玉ワイルドナイツの稲垣啓太に対する静岡ブルーレヴズのディフェンス(撮影:高塩 隆)


 静岡ブルーレヴズが昨シーズンに続き、ディフェンディングチャンピオンの埼玉パナソニックワイルドナイツ相手に奮闘したがまたしても終盤に逆転され、1点差で勝利を逃した。前回は25-26で惜敗。今回は12月25日に地元のヤマハスタジアムで挑み、14-15だった。

 静岡ブルーレヴズは得意のスクラムでプレッシャーをかけ、主将のNO8クワッガ・スミスを筆頭に、接点のファイトや粘り強いディフェンスでも王者を苦しめた。
 そして、ラインアウトからのモールを活かして2トライを挙げ、終盤まで14-8とリードしていた。

テンポよくボールを出す静岡ブルーレヴズのSHブリン・ホール(撮影:高塩 隆)

 しかし、75分(後半35分)、敵陣深くで攻めていた静岡ブルーレヴズだったが、ボールを失った直後、CTBマロ・ツイタマが不当なプレーで退出を命じられ、流れが変わる。

 数的にも有利となった埼玉ワイルドナイツが盛り返し、78分、SO山沢拓也から長いパスをもらったWTB竹山晃暉がディフェンダーを揺さぶってFB野口竜司にスイッチし、ゲインで敵陣深くに入る。そして、相手に反則があったあと速攻でゴールに迫り、SH小山大輝が間隙を突いてトライを決めた。山沢のコンバージョンも成功で、逆転。これが決勝点となり、激闘はノーサイドとなった。