ラグビーリパブリック

東海ダービーを制したのはトヨタヴェルブリッツ 静岡ブルーレヴズとの開幕戦で逃げきる

2022.12.17

前半32分にトライを決めたトヨタヴェルブリッツのロブ・トンプソン(撮影:宮原和也)


 ジャパンラグビーリーグワン2022-23の開幕日となった12月17日、愛知・豊田スタジアムでは“東海ダービー”がおこなわれ、トヨタヴェルブリッツが31-26で静岡ブルーレヴズに勝った。

 先に勢いづいたのは静岡ブルーレヴズだった。開始1分、WTBマロ・ツイタマがキックチャージから先制し、13分にもフェイズを重ねて11番が連続トライとなった。

 対するトヨタヴェルブリッツはSOティアーン・ファルコンのペナルティゴール(PG)で点差を詰め、32分にはラッキーな形でボールを手にしたWTB高橋汰地がゲインし、ゴールに迫り連続攻撃をCTBロブ・トンプソンがフィニッシュ。36分のトライチャンスは相手WTB伊東力の懸命のディフェンスに阻まれたが、1点差に詰めて折り返しとなった。

 そして、トヨタヴェルブリッツは45分(後半5分)にPGで逆転に成功。リスタート後にはSOファルコンが軽快なステップでディフェンスを崩すと、FL吉田杏がゲイン、つないでWTBジョネ・ナベテレヴがゴールへ駆け抜けた。

 流れを変えたトヨタヴェルブリッツは、55分にはファルコンが約50メートルのPGを決めて加点。57分には、ゴールに迫ってHO加藤竜聖がピック&ドライブでトライゲッターとなった。その後、後半途中から出場していた日本代表のNO8姫野和樹がブレイクダウンのファイトなどでチームを鼓舞。

 19点差をつけられた静岡ブルーレヴズも最後まで勝利を目指し、74分にゴール前の密集から持ち出したLO大戸裕矢がトライを決め、80分にはランアウトからモールを割って主将のNO8クワッガ・スミスが得点、FB奥村翔のコンバージョンも連続成功で5点差に詰めたが、リスタートで逆転劇は生まれず、トヨタヴェルブリッツが逃げきった。

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