南アフリカのケープタウンで開催されている「HSBC ワールドラグビー セブンズシリーズ 2023」(男子第3ラウンド/女子第2ラウンド)は、12月10日に大会2日目の試合がおこなわれ、日本は男女ともプールステージ全敗となり9位以下のトーナメントに進むこととなった。
男子セブンズ日本代表は、初日はアイルランド相手に奮闘していたが、2日目はサモアとウルグアイに完敗。
サモア戦は序盤に連続失点し、反撃に出て根気よくアタックを継続してチャンスになりかけたシーンもあったが、相手の守りはしぶとく得点できず、後半はフィジカルの面でも劣勢となり0-45と大敗した。
プールB最終戦では、今季初めてコアチームに昇格したばかりのウルグアイに5-33で敗れた。
チャレンジャーのウルグアイが前半からアグレッシブで、ボールを支配した時間も長く4連続トライ。日本はコミュニケーションが十分に取れていなかったか、ディフェンスが甘くなった。
後半5分に、今大会でデビューとなった金澤徹がハーフウェイから力走し、ゴール前で捕まったもののサポートがついて副島亀里ララボウ ラティアナラがトライ。しかし、その後もウルグアイに追加点を許し、3連敗となった。
プールBで最下位となった男子セブンズ日本代表は、大会最終日(11日)は9位以下のトーナメントに臨み、プールCで強豪のニュージーランドを倒しながらも8強入りを逃したスペインと対戦する。
一方、女子のプールCで初日に2連敗していた女子セブンズ日本代表は、同組最終戦でカナダと対戦し、12-21で敗れた。
序盤のがまん比べで一歩も引かず、前半5分にキャプテンの平野優芽が自陣から抜けて大きくゲインし、サポートした原わか花がゴールへ走り切り先制した日本。
しかし、後半早々に同点とされ、3分にはスクラムからの展開でディフエンスを抜かれ、勝ち越された。
4分、永田花菜からオフロードパスをもらった水谷咲良が大きくゲインし、敵陣深くに入ってリサイクルからテンポよくボールを動かし、平野がディフェンダーをひきつけ原がフィニッシャーとなり2点差に詰めたが、終盤にカナダがトライを追加して勝負を決めた。
最終日、9位以下のトーナメントに臨むこととなった女子セブンズ日本代表は、プールBで最下位だったブラジルと対戦する。