2022年度の関東大学対抗戦Aで4位だった慶應義塾大学は、第59回全国大学ラグビー選手権大会の3回戦で流通経済大学(関東大学リーグ戦1部・2位)に45-5で快勝し、準々決勝進出を決めた。
12月11日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれたこの試合。
慶大は開始早々、1年生WTBの今野椋平が右外を駆け上がってボールを蹴り、チェイスした仲間がドリブル、インゴールに転がったボールを副将のWTB佐々木隼が押さえ先制した。
好スタートを切った慶大は、8分にはFB山田響がキックチャージからトライ。さらにSO中楠一期のブーツで加点後、33分には山田が軽快なステップで会場を沸かせ、ゴールラインを割ってリードを広げた。
24-0で迎えた45分(後半5分)には、ゴールに迫ってパワフルなLOアイザイア・マプスアが追加点を獲得。
対する流経大は、47分に巨漢のLOアピサロメ・ボギドラウが密集を割ってSH武井陽昌につなぎ1トライを奪い返したが、流れは変わらず、慶大は53分と78分にモールの強さを活かして加点し、大勝となった。
慶應義塾大は12月25日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムでおこなわれる準々決勝で、関西王者の京都産業大と対戦する。