ワールドラグビーセブンズシリーズのケープタウン大会(南アフリカ)が現地時間12月9日に開幕し、プール戦がおこなわれ、女子セブンズ日本代表は先週のドバイ大会でトップ4入りしていたアメリカとフランス相手に健闘したものの連敗、男子セブンズ日本代表はドバイ大会準優勝だったアイルランドに惜敗した。
女子のプールCに入った日本は、初戦でアメリカに挑み、14-19で敗れた。
序盤、相手に連続トライを許して14点ビハインドとなった日本は、前半5分、大谷芽生が好走でチャンスメイクし、原わか花とのパス交換からゴールに持ち込み7点差に詰めて折り返した。
後半、日本はしばらく粘り強いディフェンスを続けていたが、4分にアメリカがスクラムからの攻撃を得点につなげて点差を拡大。
日本は終盤、フリーキックからの速攻で梶木真凜がトライを奪い返したが、逆転することはできなかった。
第2戦ではフランスと対戦し、12-26で敗れた。
日本は前半、辛抱強いディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続け、6分にペナルティキックを得ると、キャプテンの平野優芽が速攻を仕掛け、原につないで先制トライを挙げた。
リスタート後にゲームをひっくり返され、後半早々にもディフェンスを破られ連続失点となった日本だが、後半3分、須田倫代が鋭いステップでディフェンダーをかわしてトライ。2点差に詰めた。
しかし、5分、6分とフランスのパワフルなランナーを止めることができず、終盤に突き放されて惜敗となった。
女子セブンズ日本代表は大会2日目におこなわれるプールCの最終戦でカナダと対戦する。
男子セブンズ日本代表は、プールBの初戦でアイルランドに挑み、5-19の惜敗だった。
相手に先制された日本だが、前半5分、根気よくアタックを継続してベテランの副島亀里ララボウ ラティアナラがフィニッシュし、2点差に詰めて折り返した。
日本は、速く前に詰めるディフェンスでアイルランドにプレッシャーをかけ続けたが、後半3分に失点。
6分、相手のパスの乱れから日本はカウンターアタックでボールをつなぎ、駆け上がった古賀由教がタックルされながらインゴール右隅に突っ込んでボールを押さえたが、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)でグラウンディング前に足がタッチライン外に出ていたことが確認され、ノートライ。
その後、アイルランドに追加点を許し、勝利をつかむことはできなかった。
男子セブンズ日本代表は大会2日目、プールステージでサモアとウルグアイに挑む。