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騒動続いたエルトン・ヤンチースが浦安D-Rocksを退団 フランス2部のアジャンへ移籍

2022.12.03

新天地で復活を目指すことになるエルトン・ヤンチース(Photo: Getty Images)


 リーグワン2022-23シーズンの開幕まで2週間となったなか、新生チームの浦安D-Rocksが南アフリカ代表のスタンドオフとしても経験豊富なエルトン・ヤンチース(ヤンキース)の退団を発表した。

 南アフリカ代表“スプリングボックス”で46キャップを重ね、2019年のワールドカップ優勝にも貢献したヤンチースは、今年、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の一員としてリーグワン2022に出場したが初戦で重傷を負って不完全燃焼に終わり、新シーズンへ向け、同じNTTグループのNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安との再編で誕生した浦安D-Rocksに加わったものの、同クラブではプレーすることなく去ることになった。

 D-Rocksは退団理由を明らかにしていないが、ヤンチースがラグビー以外で起こした騒動が影響したのではないかと思われる。
 今年5月には、UAEのドバイから母国のジョハネスバーグへ向かう飛行機内で器物を損壊したとして逮捕され、9月にはスプリングボックスのスタッフとの不倫疑惑が南アのメディアで報じられていた。その後、精神的にダメージを受けて不眠症に悩まされていたというヤンチースは、キャリアを復活させることに集中できるよう、南アラグビー協会のディレクター・オブ・ラグビーであるラシー・エラスマスの助言もあってリハビリテーションセンターに入院していたことを明らかにし、D-Rocks退団のリリースが出る前の11月中旬には、フランスの2部リーグに属するアジャンへの入団が同クラブから発表されていた。

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