ジャパンラグビーリーグワン2022-23に、新たな大物が参戦する。
トヨタヴェルブリッツが11月18日、イングランド代表として70キャップを持つジョー・ローンチブリーの今季加入を発表した。身長198センチ、体重126キロのロックで、ワールドカップには2大会出場。イングランドの年間最優秀選手にも選ばれたことがある世界クラスのプレーヤーである。
ヴェルブリッツの後藤彰友GMによれば、トヨタ自動車工業ラグビー部として1941年に創部以来、同クラブにイングランド代表選手が加入するのは初めて。インターナショナルシーンのほか、プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)には129試合出場してきた経験豊富な選手であり、「より多様なメンバー編成になり、チーム力に一層の厚み・深みをもたらしてくれることを期待しています」とコメントした。
ローンチブリーはプレミアシップで6回の優勝を誇るワスプスに約13年間在籍していたが、財政難となったワスプスは先月、今シーズンのプレミアシップ出場停止と降格が決まり、キャプテンを務めていたローンチブリー以外にも多くの選手が移籍している。
心機一転、日本でプレーすることを決めた31歳のローンチブリーは、「2019年のワールドカップで来日して以来、また日本に戻りたいとずっと思っていました。トヨタのような素晴らしいチームと契約する機会を得たことは、とても光栄です。家族も私も日本を再び経験することを楽しみにしています。個人的にはリーグワンで自分を試すことも楽しみです。トヨタヴェルブリッツが良い年になるよう貢献したいと思います」と意気込みを述べた。