ワールドラグビーセブンズシリーズ2023(男子)の第1ラウンド・香港大会に、新しい若手選手も加えて臨んだ男子セブンズ日本代表は、順位決定トーナメントで招待チームの香港代表には勝ったものの、コアチーム(日本を含む、ワールドシリーズに常時参戦できるトップ15チーム)を倒すことはできず、14位に終わった。
プールCで3連敗して最下位だった日本は、大会最終日の11月6日は9位以下のトーナメントに参加し、イギリスに0-29で敗れた。
序盤、テンポよく攻めていた日本だが、ブレイクダウン後、球出しの際にプレッシャーをかけられてボールを失い、カウンターを許して先制された。
3分にはループからのブレイクスルーでチャンスになりかけたが、ボールをつなぐことができず、1分後、相手にキック&チェイスでトライを奪われた。
ハーフタイム前には根気よくボールをつないでいたものの、突破口を見つけられず、やがてパスを乱してしまった。
後半もキックオフボールを相手に取られ失点すると、流れを変えることはできず、完封負けとなった。
日本は13位以下のトーナメントにまわることとなり、格下の香港には24-17で勝利。
序盤、敵陣深くに入って相手のラインアウト失敗から先制すると、4分にはゴール前のPKから野口宜裕が仕掛けてトライ。リスタートでは副島亀里ララボウ ラティアナラがキックオフボールをキャッチしてつなぎ、中川和真が追加点を挙げた。
その後、香港に連続トライを許して7点差に詰められたが、後半5分には津岡翔太郎が副島との鮮やかな連係で右外を抜けてゴールへ走り切り、勝利を引き寄せた。
そして、13位決定戦に臨んだが、今季コアチーム初昇格のウルグアイに10-33で敗れた。
立ち上がり、日本はテンポよく攻めていたが、パスミスで相手にボールを渡してしまい先制された。ウルグアイは4連続トライで主導権を握った。
約8分間で26点差をつけられてしまった日本は、後半4分、野口がスクラムから持ち出してゲインし、クイックリサイクルから、今大会でデビューした栗原優がトライを獲得。
その後、1人少ない状況となって相手に追加点を許し、勝利は遠のいてしまったが、最後に再び栗原がトライを決め、今季ワールドシリーズ第1ラウンドの戦いを終えた。