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【RWC2021】女子世界一を懸けた戦いはノックアウトステージへ 準々決勝組み合わせ決定

2022.10.23

ワールドカップ2大会連続でトライ王の可能性があるNZのポーシャ・ウッドマン(Photo: Getty Images)


 女子ラグビーの世界一を決める戦いは、ノックアウトステージに突入する。
 ニュージーランドで開催中の「ラグビーワールドカップ2021」(第9回女子大会)は、8強が出そろい、準々決勝の組み合わせが決まった。
 10月23日にオークランドのワイタケレスタジアムでプールステージ最後の3試合がおこなわれ、日本を下したイタリアに続き、アメリカはカナダとの北米ライバル対決に14-29で敗れるも総勝点で生き残り、プールA・3位で他チームの結果待ちだったウェールズがラストスポットに入った。

 フィジー、スコットランド、南アフリカ、そして日本は、プールステージで敗退が決まった。

カナダ(赤)とアメリカは準々決勝で再戦することになった
(Photo by Hannah Peters – World Rugby/World Rugby via Getty Images)

 ノックアウトトーナメントのトップシードは、初の自国開催で国民の期待を背負い、2大会連続6回目の優勝を目指してプールAで大勝を重ねたニュージーランド。第2シードは、プールBを3戦全勝で首位通過したカナダとなった。そして、フランスなど強豪も入ったプールCで強さを発揮し、23日には南アフリカを75-0と圧倒してテストマッチの連勝記録を「28」に伸ばした世界ランキング1位のイングランドが第3シードに入る。

 これにより、2大会ぶりの王座奪還に燃えるイングランドと初優勝を狙うカナダは、勝ち進めば準決勝でぶつかり、ニュージーランドとは別の山道から頂上を目指すことになる。

イングランドは南アフリカ戦で13トライ。写真のロージー・ガリガンはハットトリックの活躍
(Photo by Fiona Goodall – World Rugby/World Rugby via Getty Images)

 昨年11月にホームでニュージーランドに2連勝したフランスもトップ3を倒す力はあり、初の準々決勝進出で第5シードに入ったイタリアのさらなる躍進も注目される。

 準々決勝の組み合わせは以下のとおり(キックオフタイムは日本時間)。

フランスのプレーメーカーであるカロリーヌ・ドゥルアン(Photo: Getty Images)

<10月29日(土)>
■12:30 フランス vs イタリア(ファンガレイ・ノースランドイベントセンター)…A
■15:30 ニュージーランド vs ウェールズ(ファンガレイ・ノースランドイベントセンター)…B

<10月30日(日)>
■9:30 イングランド vs オーストラリア(オークランド・ワイタケレスタジアム)…C
■12:30 カナダ vs アメリカ(オークランド・ワイタケレスタジアム)…D

※ 準決勝の組み合わせは「Aの勝者×Bの勝者」、「Cの勝者×Dの勝者」となる。

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