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東芝ブレイブルーパス東京に今年加入の元U20日本代表・児玉樹、家庭の事情により退団。

2022.10.14

秋田工業高校、明治大学時代から注目の選手だった児玉樹


 明治大学出身で2022年に東芝ブレイブルーパス東京に新加入していた元U20日本代表の児玉樹が、家庭の事情により、同クラブを勇退することが10月14日に発表された。

 身長192センチ、体重103キロの大型CTBとして期待された児玉。ブレイブルーパスの薫田真広GMは、「将来性豊かな大切な仲間がチームを離れます。共に成長し、スケールの大きな選手になることを楽しみにしていましたが、今回児玉樹が下した判断をチームは尊重し、笑顔で送り出すことを決断いたしました」と惜しむ。

 23歳の児玉は、出身地の秋田に戻ることを決断したと明かし、「本当に短い間でしたが、このクラブで過ごした時間は僕の人生にとってかけがえのない時間となり、今後の人生において非常に大きな影響を与えてくれることは間違いありません。東芝ブレイブルーパス東京ファミリーの一員として過ごせて本当に幸せでした。ファンの皆さまの前でジャージーを着て試合をすることは叶いませんでしたが、私はまだラグビーを続けるので、これからも応援していただけたらとても嬉しいです。僕の家族のために、送り出してくれた東芝ブレイブルーパス東京のためにも、これからより一層頑張ります。本当にありがとうございました」とコメントした。

 そして、ブレイブルーパスのトッド・ブラックアダー ヘッドコーチは、「児玉は、勇気をもって彼自身のため、そして家族のために決断をしました。彼はまだ若く、素晴らしい人間で、素晴らしい未来を持っています。これからも大好きなラグビーを続けてもらいたいと思いますし、これからの活躍を期待しています」とエールを送った。

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