九州各地から13チームが参加し、10月8日に開幕した「SEINAN ラグビーマガジンCUP 第49回九州少年ラグビー交歓会 supported by canterbury」。最終日の10月9日には8試合が行われ、無事大会が閉幕した。
競技2日目となるこの日は心配された天候もなんとか持ちこたえ、気温24度前後のプレーヤーにとっても観戦者にとっても快適な好コンディションに。県外チームとの対戦とあって初日は緊張を感じる場面も多かったが、この日はどの選手も本来の力を発揮して引き締まったプレーを連発。可能性に満ちた年代らしくゲームを戦うごとに成長を遂げ、大幅にレベルアップした姿を披露した。
なおグループ戦終了後は、各スクールから推薦されたメンバーで選抜チームを編成し対戦するエキシビションも催された。試合はぶっつけ本番で臨んだ混成チームのプレーとは思えないハイレベルな内容となり、会場は大盛り上がり。観戦する選手たちがスクールの枠を越えて応援するシーンもあちこちで見られるなど、ラグビーの魅力をあらためて実感する機会となった。
仲間たちと力を合わせて懸命にプレーし、これまで接する機会のなかった遠方のチームと体をぶつけ合った経験は、選手たちにとって貴重な経験となるはずだ。チームスタッフにとってもさまざまな発見や気づきとともに、新たな交流が生まれる機会になっただろう。この大会をきっかけに、ラグビーの輪が大きく広がっていくことを期待したい。