ラグビーリパブリック

サンゴリアスの新指揮官に田中澄憲氏。HO堀越康介とSH齋藤直人が共同主将に

2022.09.29

共同主将としてチームを引っ張ることになったHO堀越康介(左)とSH齋藤直人



 新監督と新しい共同キャプテンたち。東京サントリーサンゴリアスにフレッシュな風が吹く。

 サンゴリアスが2022-2023シーズンに挑む新体制を9月28日に発表した。
 昨季はGMを務めた田中澄憲氏が新しく監督に就く。前任のミルトン・ヘイグ監督は家庭の事情で退任し、母国・ニュージーランドへ帰国した。

 田中新監督は、「伝統あるサンゴリアスの指揮を執る事となり、大きな誇りと責任を感じております」とのコメントに続けて、決意表明の言葉を発信した。

「サンゴリアスのスタイルであるアグレッシブ・アタッキングラグビーを体現し、リーグワンのタイトル獲得にこだわります。そのためにも選手・スタッフ全員が結束し、目の前の勝利にハングリーでハードワークできるサンゴリアスらしいチームを創り上げたいと思います」

 チームを牽引するのはHO堀越康介とSH齋藤直人だ。
 2シーズンに渡って先頭に立ったCTB中村亮土に代わり、ふたりが共同キャプテンとしてリダーシップを発揮する。

 共同主将就任にあたり堀越は、「リーグワン優勝に向けて、これまで積み上げてきた事にプラスして、もう一度『サンゴリアスらしさ』を強みにし、タフでハングリーなチームをみんなで目指していきます」とコメントを出した。

 齋藤も、頂点への思いを綴る。
「過去3シーズンは、あと一歩のところで日本一を逃す結果となっています。今年度は初心に戻り、サンゴリアスの基本でもあるハードワークを全員で積み重ね、日本一に向けてトレーニングに励みたいと思います」

 昨年はリーグワンの他チームで活躍した2人の選手の移籍加入も発表された。

 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(現・浦安D-Rocks)からL0カラム・マクドナルドが加わった。
 204センチ、120キロの巨漢は、まだ22歳。本人も「サンゴリアスは常に、日本のラグビーにおいて高いレベルにいるチームで、その組織の一員となれることはとても光栄です」とし、新天地での飛躍を誓う。

 コベルコ神戸スティーラーズでプレーしたSOアーロン・クルーデンもサンゴリアスの一員となった。
 ニュージーランド代表キャップ50と経験値が高いクルーデンは、「素晴らしい歴史と伝統のあるチームです。仲間と一緒にハードワークし、フィールドの中だけでなく、外においてもチームに貢献していきたいと思っています」と話す。

 リーグワン2022を最後に引退した村田大志氏は副務兼採用担当としてチームを支えることになった。
 また、OBの真壁伸弥氏がパートナーシップ兼普及担当となっている。

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