別府合宿から切磋琢磨していたスコッドは絞り込まれ、9月24日からの宮崎合宿に参加する男子日本代表41名(FW23・BK18)が決まった。日本ラグビー協会によれば、このメンバーで11月の欧州遠征まで実施する予定だという。
別府合宿期間中に負傷離脱していたPRヴァル アサエリ愛、FLベン・ガンター(以上、埼玉パナソニックワイルドナイツ)、WTB高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)のほか、2019年のワールドカップで活躍したSO田村優(横浜キヤノンイーグルス)、CTBラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)らは外れた。
追加招集されていたPR垣永真之介とNO8テビタ・タタフ(以上、東京サントリーサンゴリアス)は引き続き、宮崎合宿に参加することが決定。PR竹内柊平(浦安D-Rocks)は9月2日の日本代表候補者発表時にはリストに入っていなかったが、9月12日から練習生として別府合宿に参加していて、今秋の日本代表入りとなった。
藤井雄一郎・男子15人制日本代表ナショナルチームディレクターは、「この3週間は選手層を厚くすることと、セレクションを兼ねた合宿で、多くの選手が一貫性を持った良いパフォーマンスを発揮してくれました。このたび、オーストラリアA戦、 オールブラックス戦、そして欧州遠征に向けてのスコッド41名を決定いたしました。ベテラン選手や若手の選手も含まれます。その中には2019年に悔しい思いをした選手もいます。今回のメンバーに名前がない選手も、常に準備をして控えてくれていると思っています。メンバーを絞って、今後の合宿ではよりタイトなワンチームになるための作業に入っていきます」とコメントした。
日本代表は10月、JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)としてオーストラリアAチームとの3連戦(1日:東京・秩父宮ラグビー場、8日:福岡・ベスト電器スタジアム、14日:大阪・ヨドコウ桜スタジアム)に臨み、その後は日本代表として、世界トップ5に入る強豪とのテストシリーズとなり、同月29日には国立競技場でニュージーランド代表“オールブラックス”と4年ぶりに対戦。11月は欧州遠征で、12日にロンドンのトゥイッケナムスタジアムでイングランド代表に挑み、20日には来年のワールドカップの試合開催地であり日本代表のベースキャンプ地にもなるトゥールーズでホスト国のフランス代表と戦う。
<2022年秋シーズン 男子日本代表 宮崎合宿参加メンバー>
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稲垣 啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ/42 caps)
垣永 真之介(東京サントリーサンゴリアス/11 caps)
木津 悠輔(トヨタヴェルブリッツ/5 caps)
クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/6 caps)
具 智元(コベルコ神戸スティーラーズ/18 caps)
竹内 柊平(浦安D-Rocks/1 cap)
三浦 昌悟(トヨタヴェルブリッツ/9 caps)
【HO】
坂手 淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ/30 caps)
日野 剛志(静岡ブルーレヴズ/5 caps)
堀越 康介(東京サントリーサンゴリアス/5 caps)
【LO】
ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks/20 caps)
大戸 裕矢(静岡ブルーレヴズ/5 caps)
小瀧 尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ/11 caps)
サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ/2 caps)
ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ/9 caps)
ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/4 caps)
【FL】
下川 甲嗣(東京サントリーサンゴリアス/―)
ピーター“ラピース”・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/13 caps)
古川 聖人(トヨタヴェルブリッツ/3 caps)
リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京/75 caps)
【NO8】
テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス/12 caps)
姫野 和樹(トヨタヴェルブリッツ/22 caps)
ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/4 caps)
【SH】
茂野 海人(トヨタヴェルブリッツ/16 caps)
齋藤 直人(東京サントリーサンゴリアス/8 caps)
流 大(東京サントリーサンゴリアス/27 caps)
【SO】
中尾 隼太(東芝ブレイブルーパス東京/―)
山沢 拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/4 caps)
李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/3 caps)
【CTB】
梶村 祐介(横浜キヤノンイーグルス/2 caps)
シェーン・ゲイツ(浦安D-Rocks/4 caps)
中野 将伍(東京サントリーサンゴリアス/5 caps)
中村 亮土(東京サントリーサンゴリアス/30 caps)
ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/7 caps)
【WTB】
ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/3 caps)
シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ/9 caps)
根塚 洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/1 cap)
松島 幸太朗(東京サントリーサンゴリアス/44 caps)
【FB】
野口 竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ/14 caps)
メイン 平(リコーブラックラムズ東京/1 cap)
山中 亮平(コベルコ神戸スティーラーズ/24 caps)