初の自国開催となる女子のラグビーワールドカップで2大会連続6度目の優勝を狙う女子ニュージーランド代表“ブラックファーンズ”が、開幕前最後のテストマッチとなる9月24日の女子日本代表戦に臨む試合登録メンバーを発表した。
女子ラグビーの世界ランキングは、25連勝中のイングランド代表に次ぐ2位のブラックファーンズだが、ワールドカップ・セブンズを終えて先週帰国した7人制代表のスターたちが合流し、強力な布陣となっている。
7人制代表のキャプテンとして東京オリンピックで悲願の金メダルを獲得し、2021年のニュージーランドラグビー表彰式で年間最優秀選手賞を含む3冠に輝いたサラ・ヒリニは、15人制ではフランカーとしてプレーし、今週末の日本戦では7番をつけて先発することが決まった。前回の15人制ワールドカップでも優勝に貢献したハードワーカーだ。
そして、7人制と15人制の両方でワールドラグビーの年間最優秀選手賞を受賞した唯一の選手であるポーシャ・ウッドマンも、セブンズから気持ちを切り替え、日本戦では14番をつけて驚異的なスピードを披露するに違いない。
11番をつけるのは2019年のワールドラグビー女子セブンズ最優秀選手であるルビー・トゥイ。ベンチ入りするアウトサイドバックのステイシー・フルーラーも東京オリンピック金メダルに輝いた世界的なスターだ。
ブラックファーンズのディレクター・オブ・ラグビーを務めるウェイン・スミス(コベルコ神戸スティーラーズのメンター)は、「彼女たちはワールドクラスのアスリートだ。準備の段階から非常にプロフェッショナルで、すべてのプレーを知っていたので、宿題をやり遂げたと確信しており、出場機会に値する」とコメントした。
スクラムハーフで先発するのは、今回のワールドカップを最後に引退するレジェンド的存在のケンドラ・コックセッジ。コックセッジや強力プロップのピップ・ラヴを含め、今年の国内選手権(ファラ・パーマー カップ)で優勝したカンタベリーのメンバーが5人、スターティングメンバーに名を連ねた。
先発両ロックはどちらも180センチ以上の長身でセットピースの要となる。6番を任された20歳のリアナ・ミカエレトゥウは、兄のマリノ(ハイランダーズ)に似て力強いボールキャリアーだ。
そして、10番をつけるルアヘイ・デマントがキャプテンを務める。
Your team for our first-ever Test against Japan! #NZLvJPN | #LikeABlackFern pic.twitter.com/RiA2wJmlLG
— Black Ferns (@BlackFerns) September 22, 2022