今夏の菅平高原は、高校3年生にとって最初で最後の夏合宿を経験した学校も多く、コロナ禍となってから一番の活気を見せた。途中、体調不良者の発生で下山を余儀なくされた高校も少なくなかったが、合宿を実施できたこと自体が大きな収穫となっただろう。
ここでは編集部が取材した練習試合の模様を写真とともに振り返る(第2回/全3回)。(撮影:福島宏治)
*試合リポート詳細や秋冬をより楽しく展望できる各チームのリポートはラグビーマガジン10月号にて紹介。
練習試合 東福岡52-10東海大仰星 8月14日PM
2日前におこなわれた同カードの対戦は、トライ数4本-4本で引き分け。夏合宿では異例となる2回目の対戦は一転、東福岡の大勝で決着がついた。ヒガシは攻守に渡りコンタクト局面で推進力を発揮。WTB馬田琳平らの好キックと好チェイスで、仰星を長い間自陣に閉じ込めた。
練習試合 國學院栃木19-0京都工学院 8月15日PM
國學院栃木、京都工学院、関商工が三つどもえで対戦。第1試合・國學院栃木×京都工学院の30分1本勝負は、國栃が3トライ完封。WTBにはこの夏合宿で大ケガから復帰した青栁潤之介が入り、好機を演出した。