男女そろって前人未到のラグビーワールドカップ・セブンズ3連覇を狙うニュージーランド。9月9日から3日間、南アフリカのケープタウンで開催される2022年大会へ向け、同国の男子代表“オールブラックス・セブンズ”と女子代表“ブラックファーンズ・セブンズ”のメンバーが発表された。
ニュージーランドは新型コロナウイルス感染症の影響でワールドセブンズシリーズ2022を男女とも4大会欠場し、同シリーズの総合チャンピオン争いには加われなかったが、どちらも最終ラウンド(男子は8月下旬のロサンゼルス大会、女子は5月下旬のトゥールーズ大会)を優勝で締めくくっており、調子は上がっていると思われる。
ただ、今年は目標のひとつだったコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)でニュージーランドのセブンズ代表は男女とも銅メダルに終わっており、チャレンジャーの立場ともいえる。
男子は経験豊富なティム・ミケルソン、ジョー・ウェバーらが負傷のためスコッドに選ばれなかったが、ロサンゼルス大会不参加で休養していたベテランのサム・ディクソン、スコット・カリー、ディラン・コリアーらが合流してワールドカップに臨む。
女子もけがで涙をのんだ選手はいるが、サラ・ヒリニ、ポーシャ・ウッドマン、ミカエラ・ブライド、ケリー・ブレイジアー、ステイシー・フルーラーなど、東京オリンピックで金メダルに輝いた世界的スターを多数擁し、若い選手たちの躍動も期待される。
ニュージーランドチームは8月31日、開催地のケープタウンへ向け出発した。
■ラグビーワールドカップ・セブンズ2022 NZ代表メンバー
ラグビーワールドカップ・セブンズ2022は、負けたら優勝争いから脱落となるノックアウトトーナメント形式。
男子は全24チーム参加で、オールブラックス・セブンズは2回戦から出場となり、スコットランド対ジャマイカの勝者と対戦する。女子は16チーム参加で、ブラックファーンズ・セブンズの初戦の相手はコロンビアだ。
そして、同大会に出場する女子日本代表“サクラセブンズ”の遠征メンバーは9月1日に発表される予定で、9日におこなわれる1回戦ではフィジーに挑む。