緑に続いて、漆黒のジャージーもやっつけ、勢いをつけてワールドカップに臨みたい。
女子日本代表、サクラフィフティーンが9月24日(土)、ニュージーランド(以下、NZ)のオークランドで女子NZ代表とテストマッチを戦う。
日本ラグビー協会が8月28日に発表した。
両チームの対戦は史上初めて。同日に開催されるブレディスローカップ、NZ代表×オーストラリア代表の前に開催される。
スタジアムはイーデンパークだ(ライブ配信:同日13:15~ WOWOW オンデマンド)。
ブラックファーンズの愛称で親しまれる女子NZ代表は、2017年のワールドカップ(以下、W杯)で優勝。過去8大会中5大会で頂点に立っている。
今年10月に開幕する地元でのW杯で連覇を狙う。
現在ワールドランキングでは2位(8月28日現在)。今年に入って、名将ウェイン・スミス氏がディレクター・オブ・ラグビー(以下、DOB)としてチームに加わったことからも、世界一への並々ならぬ思いが伝わる。
サクラフィフティーンは、8月27日に世界6位の女子アイルランド代表に29-10と快勝した。
今後もW杯への準備を進める。さらなる強豪との対戦で得られるものが、W杯本番で必ず役立つだろう。
サクラフィフティーンを率いるレスリー・マッケンジー ヘッドコーチは、「この試合は私たちにとって非常に大きな機会だと捉えています。NZからのこのような招待をいただくことは、私たちチームが初めに集まった2019年からどれだけ進歩したかの証であると感じます」とコメントを出し、続けた。
「母国でのW杯のキックオフを控えたブラックファーンズにとっては大きな出来事となるでしょう。ますます勢いのあるパフォーマンスを見せており、会場となるイーデンパークでは注目を集めると思います。サクラフィフティーンにとっては、ファンガレイでのW杯初戦に向けて、より深く学び、チームとして成長する機会となります。W杯に向けたこのウォームアップで強豪国と戦い、私たちは自分たちを試すことになります。日本の皆さん、ご声援のほどよろしくお願いいたします」
ブラックファーンズのウェイン・スミスDORは、「私たちのスケジュールにもう一つテストマッチが加わったことは重要です。イーデンパークは素晴らしい会場であり、W杯の前にそこでプレーできるのは素晴らしいことです。今年日本がオーストラリアを破ったのを見て、成長しているチームであることを知りました。W杯の前に強い相手と対戦できることは、大変ありがたいことです」とコメントを出した。