ジャパンラグビーリーグワンでディビジョン1に昇格した花園近鉄ライナーズが、元日本代表の村田毅と元スコットランド代表のベン・トゥーリスを獲得した。
フランカー、ロックとしてプレーする村田は、NECグリーンロケッツ在籍時に日本代表に選ばれて7キャップを獲得し、昨シーズンまでいた日野レッドドルフィンズではキャプテンを務めたこともある。
移籍先が決まった33歳は、「大学(慶大)1年生の時の日本選手権で、初めて社会人チームと試合した相手がライナーズでした。14年が経ち、この歳になって、今からそのチームに入団するというのは何かの縁を感じます。新しい仲間、新しい生活、大阪、これからの新たな出会いが楽しみです。また、近鉄という長い歴史を持つチームの一部になれることを本当に誇りに思います。近鉄の漢として、早くチームメイトやファンの方々に認めてもらえるように、そして感動を共に味わえるように、自分らしく挑戦することを止めずに全力を尽くしていきます」と意気込みを述べた。
トゥーリスは、前所属のエディンバラで120試合以上出場してきた経験豊富な選手。身長201センチ、体重119キロの大型ロックで、スコットランド代表として26キャップを獲得し、2019年のワールドカップにも出場した。
日本で新たな挑戦をすることを決めた30歳のトゥーリスは、「日本でプレーしたいとずっと思っていたので、ライナーズに入団することが決まり、とてもうれしいです。昨シーズンのチームのパフォーマンス、やろうとしているラグビーを観ていてとてもワクワクしました。1部への昇格が決まり、チームはとてもいい状態にあるでしょう。チームが最高のレベルで戦えるよう、私も全力を尽くしたいと思っています。この新しい挑戦をとても楽しみにしています」とコメントした。
また、ライナーズは2022年度の新体制も発表し、昨シーズンを最後に選手として勇退していた元キャプテンの豊田大樹がアシスタントコーチと副務に新任したことも明らかになった。