フランス、トップ14のASMクレルモン・オーヴェルニュで2シーズンプレーしてきた松島幸太朗。2021-2022シーズンで契約満了となり、活躍の場を日本に移すことを明言していた。
その所属チームが東京サントリーサンゴリアスに決まった。
同チームが7月11日に発表した。
3シーズンぶりのサンゴリアス復帰に、本人は「慣れ親しんだ東京サンゴリアスに帰って来ることができ、とても嬉しく思います」とコメントを出した。
「クレルモンへ移籍する時は、僕が海外でチャレンジしたいという思いを受け入れて送り出してもらいました。このチャレンジはサンゴリアスの理解あってのもので、僕のステップアップには不可欠なものでした。来シーズンしっかりプレーで返したいと思います! もちろん優勝を目指して、僕の経験も最大限に活かしていきます」
クレルモンからの慰留もあったものの、松島は、もともと結んでいた2季の契約を終え、「(結婚して)家族もできました。チームは田舎町にあり、いろいろ不便もある。やり切った気持ちが出て来たので、帰っていいのではないかな、と思いました」と6月のオンライン会見で話した。
2020-2021年シーズンは、トップ14、欧州チャンピオンズカップを合わせて27試合に出場。1995分ピッチに立った。
2021-2022年シーズンは18試合に出場して1333分プレー。
2年目のシーズン開幕時にピッチに立った時、前年とは違う自分を感じ、成長を体感した。
最初のシーズンには10トライをマークも、2シーズン目はトライなし。それは、チーム指揮官の変更による戦術の変化、相手のマークが強まったこと、松島自身が、より確実にトライを奪うためのプレーを選択(パスなど)した結果だった。
「レベルの高い試合や僅差の試合を経験する中で、プレーのオプションが増えた」と話した。
チームへの合流は、もう少し先になるという。
万全のコンディションで秋の日本代表活動に参加し、リーグワンの舞台に立つ日を待とう。