北米プロリーグの「メジャーリーグラグビー」(MLR)は、現地時間6月25日にアメリカ・ニュージャージー州のレッドブルアリーナでチャンピオンシップシリーズの決勝がおこなわれ、リーグ参戦4年目のラグビー・ニューヨーク(東地区)が過去2度の優勝を誇るシアトル・シーウルヴズ(西地区)を30-15で倒し、初優勝を遂げた。
ラグビー・ニューヨークには、元ニュージーランド代表のSHアンドリュー・エリス(前・神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、WTBワイサケ・ナホロ、WTB/FBネヘ・ミルナースカッダーらが在籍しており、ワールドカップ優勝経験者でもある3人の“オールブラックス”は決勝でも先発し、チーム初のタイトル獲得に貢献した。
発足から5シーズン目となった2022年のMLRは、これまでで最多の13チーム(アメリカ 12、カナダ 1)が参加。前年王者のLAギルティニス(ロサンゼルス)は、サントリーサンゴリアスでも活躍した元オーストラリア代表のマット・ギタウらを擁して西地区2位となったが、レギュラーシーズン終了後、同地区1位だったオースティン・ギルグロニスに続いて、リーグルールに違反したとして、プレーオフへの出場権をはく奪されていた。大会主催者は2チームのルール違反について詳細は公表していないが、一部メディアはサラリーキャップに関して違反があったと報じている。