イングランド最高峰リーグのプレミアシップラグビーは、現地時間6月18日にトゥイッケナムスタジアムでプレーオフ決勝がおこなわれ、レギュラーシーズンを1位通過していたレスター・タイガースが同2位のサラセンズに15-12で競り勝ち、優勝した。
レスターは9季ぶりの王座奪還で、プレミアシップ最多優勝記録を11に伸ばした。
相手にペナルティゴール(PG)で先制されたレスターだったが、サラセンズにイエローカードが出て数的有利となり、前半26分、ゴールに迫ってパワープレーを挑み、FLハンロ・リーベンバーグが突っ込んでゴールライン上に押さえ、逆転した。
その後、1点差に詰められたが、7-6で迎えた34分にもレスターが攻め込んでNO8ヤスパー・ヴィーサがトライを挙げ、リードを広げた。
しかし、サラリーキャップ制度違反で2部リーグ降格の苦汁をなめ、今季プレミアシップに戻って再びファイナルの舞台に立ったスター軍団のサラセンズも粘り、イングランド代表キャプテンでもあるSOオーウェン・ファレルのPGで同点に追いつく。
一方のレスターは、74分に危険なプレーをした選手が退出となり、苦しくなった。
だが、最後に競り勝ったのはレスターだった。数的不利になりながらも攻め続け、12-12で迎えた80分、フェイズを重ねて敵陣深くに入り、SOフレディー・バーンズがドロップゴールを決め、勝ち越し。リスタートのキックオフはあったが、レスターがボールを確保してまもなく外に蹴り出し、歓喜となった。