ラグビーリパブリック

クルセイダーズが6年連続13度目のスーパーラグビータイトル獲得 ブルーズとの激闘制し優勝

2022.06.18

今年も頂点に立って歓喜したクルセイダーズ。黄金時代は続く(Photo: Getty Images)


 参加チームも変わって大会名もリニューアルし、「スーパーラグビー・パシフィック」として開催された南半球最高峰リーグ(ニュージーランド、オーストラリア、フィジー、パシフィックアイランドの計12チームが参加)は、6月18日にプレーオフ決勝がチケット完売のイーデンパーク(オークランド)でおこなわれ、レギュラーシーズン2位だったクルセイダーズが同1位通過していたブルーズとのニュージーランド勢対決を21-7で制し、優勝した。

 クルセイダーズは前身の大会から数え、2020年と2021年にコロナ禍のなかおこなわれた国内大会(スーパーラグビー・アオテアロア)を含め、6年連続13度目の栄冠獲得となった。

空中で競るクルセイダーズのウィル・ジョーダンとブルーズのボーデン・バレット(Photo: Getty Images)

 クルセイダーズは序盤につくった2度のトライチャンスをブルーズの粘り強いディフェンスに阻まれたが、前半13分、SOリッチー・モウンガがドロップゴールを決め先制した。
 激しい攻防のなか、30分にはペナルティゴール(PG)で加点。
 クルセイダーズはハーフタイム前にも攻め込んでゴールに迫り、SHブリン・ホールがすばやいピックアップからインゴールにボールを押さえ、トライが認められ、コンバージョンも決まり13-0で折り返した。

 一方、後半早々にもPGを許し16点ビハインドとなったブルーズは、59分(後半19分)、クルセイダーズ陣内深くでのスクラムからボールを持ち出そうとした相手NO8にSHフィンレー・クリスティーがプレッシャーをかけてボールを奪い返し、トライ。コンバージョンも成功で9点差に詰めた。

 しかし、クルセイダーズの守りは堅く、ブルーズに追加点を許さず、76分にはキック&チェイスでプレッシャーをかけて、相手のボール処理ミスもあってWTBセヴ・リースがトライゲッターとなり、勝負は決まった。

決勝も先発してクルセイダーズの優勝に貢献したアルゼンチン代表のパブロ・マテーラ(写真左)。そして、彼の息子とキスをするレスター・ファインガアヌク(Photo: Getty Images)
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