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マッケンジーがサンゴリアスでの思い出を胸に帰国へ。元日本代表の金井、村田、北出も退団

2022.06.01

トライ後、齋藤直人(9番)とタッチをかわすダミアン・マッケンジー(Photo: Getty Images)


 ジャパンラグビーリーグワン2022を準優勝で終えた東京サントリーサンゴリアスが、5月31日付で退団することが決まった選手・スタッフを発表した。

 リーグワンの初代得点王となり、ベストフィフティーンにも選ばれる活躍でファンを楽しませたダミアン・マッケンジー(27歳)がサヨナラを告げた。ニュージーランド代表として来年のワールドカップを見据えるユーティリティBKのマッケンジーは、もともと1シーズン限定の加入で、リーグワン表彰式でも日本でプレーできたことに感謝を述べていた。
 マッケンジーはサンゴリアスを通じて、「日本での滞在は短い期間でしたが、自分のキャリアの中で、特別な経験となりました。サンゴリアスへ一歩足を踏み入れた瞬間から、皆さんが温かく迎えてくれて、サンゴリアスのファミリーの一員になれたことはとても光栄でした。このクラブで築き上げてきた思い出と友情は、このまま私の人生にずっと残り続けるものとなりました。私はここ日本で素晴らしい時間を過ごしましたし、その間に皆さんが私の為にしてくれたことに対しては、どれだけ感謝してもし切れません。近い将来、また日本でサンゴリアスファミリーの皆さんとファンの皆さんに会えることを楽しみにしています。アリガトウ」とコメントした。

 そのほか、日本代表キャップを持つPR金井健雄(37歳)、CTB村田大志(34歳)、HO北出卓也(29歳)、元ジュニア・ジャパンのWTB成田秀平(27歳)もサンゴリアス退団が決定。

上左から金井健雄、北出卓也、下左から村田大志、成田秀平

 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現・コベルコ神戸スティーラーズ)への移籍をはさんで2018年に古巣に復帰し、今季チーム最年長で奮闘した金井は、「練習や戦術だけでなく、全ての環境において失敗を恐れず挑戦することを学びました。ぜひこれからも残っている選手には、トップレベルでいつつも、更に成長することを忘れず精進していってもらえればと思います」とエールを送った。

 11シーズン在籍した村田は、「ここまで長い間応援いただきましてありがとうございました。数多くの素晴らしい瞬間をファンの皆様と共有できたことは何よりの思い出です。私はここで引退しますが、サンゴリアスに残る選手たちがこれまで以上にクラブを成長させてくれると信じています」とコメントした。

 成田も現役を終える決意をし、「22年間続けてきたラグビーを引退することになりました。夢であったサンゴリアスで素晴らしい方々とプレーできたこと、とても誇りに思います。また、試合出場機会が少ないにもかかわらず、温かく応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

 そして、2019年ワールドカップ日本代表スコッドの一員で、昨年秋にもナショナル・デベロップメント・スコッドに招集されていた北出は移籍すると思われ、「このクラブでプレーできたことは本当に僕にとって誇りですし、それはこれからも変わることはありません。大好きなクラブを離れることは寂しいことですが、これからも成長していけるように頑張っていきたいと思います」とコメントした。

 そのほか、4シーズン在籍したPRセミセ・タラカイ(30歳)、3シーズン在籍したLOジョー・ラタ(30歳)とSOジョシュア・スタンダー(28歳)もサンゴリアスを去る。

 スタッフでは、小川秀治 アスレティックトレーナーが勇退となった。

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