ラグビーリパブリック

王者から5人ベストフィフティーン選出。イーグルス、ブルーレヴズ、ブラックラムズからも

2022.05.31

リーグワン2022のベストフィフティーンに選ばれた選手たち(撮影:松本かおり)


 ジャパンラグビーリーグワンのレベルの高さがわかる、そうそうたるメンバーだ。
 5月30日に「NTTリーグワンアワード2022」が開催され、ベストフィフティーンが発表された。
 優勝した埼玉パナソニックワイルドナイツから最多の5人が選出。準優勝の東京サントリーサンゴリアスと3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイからは各2人で、4位の東芝ブレイブルーパス東京からは3人が選ばれた。そして、横浜キヤノンイーグルス、静岡ブルーレヴズ、リコーブラックラムズ東京からも1人ずつ選出された。

 受賞した各選手のコメントは以下のとおり。

<リーグワン2022 ベストフィフティーン>

■PR1:稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
※ トップリーグから通算8季連続8回目
「チームスポーツでありながら、こうやって個人のタイトルをいただけるのは本当に光栄に思いますし、この賞を獲って、よりいっそう練習・トレーニングに励みたいなと改めて思いました。また、来シーズンもすぐ準備が始まりますので、これから精進していきたいと思います」

■HO:堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
※ トップリーグから通算3季ぶり8回目
「選ばれて非常に嬉しく思います。36(歳)になっても成長できるように。引退まであと数年しかないと思うので、しっかりと、日々、悔いを残さず、いいラグビー生活を送っていきたいと思います」

圧倒的なパワーで会場を沸かせたオペティ・ヘル(撮影:高塩 隆)

■PR3:オペティ・ヘル(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
「クボタスピアーズとして、みんながたくさんいい努力をしたので、みんなの努力のおかげだと思っています。とても感謝しています。自分も、ほんの少しかもしれませんがチームに貢献できたかなと思います。本当にいいチームにいて、いいグッドレッスンもありました。チームとチームの仲間に感謝の気持ちでいっぱいです」

■LO:ジェイコブ・ピアス(東芝ブレイブルーパス東京)
「まず最初に東芝に対して、ここに立たせてもらっていることに感謝したいと思っています。次に、コーチングスタッフのみなさんにも感謝したいです。そして、チームメイトのみんなもハードワークを今年たくさんしたと思うので、その一員でいられることに感謝しています。今年はコロナ禍ということもあって、チームでずっと一緒に過ごしていくなかで、絆というものがひと際生まれた、印象的なシーズンだったと思います」

■LO:ジョージ・クルーズ(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
「私にこういう機会を与えてくださって、日本ですばらしい経験をさせていただいたことに感謝しています。すべての選手が、自分のキャリアを終えていくときに、最後勝って終わる、あるいはトロフィーを掲げて終われることはなかなかないと思うので、そういった意味でも、とても感謝しています。そして最後に、とても大事な人について。今日ここにいませんけども、15年以上在籍しているダニエル・ヒーナンにも感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼はトップリーグ、リーグワンで偉大な選手のひとりだと思いますので、名前を挙げさせていただきました」

表彰式には出席できなかったコーバス・ファンダイク(撮影:Hiroaki.UENO)

■FL:コーバス・ファンダイク(横浜キヤノンイーグルス)
「とてもいいリーグワン1年目でしたし、来日以来、ますます強いリーグになっているので、この受賞はとても嬉しいです」

■FL:マット・トッド(東芝ブレイブルーパス東京)
「この15人に選ばれたことをとても光栄に思います。後ろを見てもすごい顔ぶれのなかに囲まれてとても嬉しいです。そして、東芝ブレイブルーパス東京の仲間のハードワークに感謝したいと思います。本当に個々の努力があって、いいシーズンを過ごせて、私もここにいられると思うので、感謝するとともに来シーズンがとても楽しみです」

■NO8:クワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ)
※ トップリーグから通算3季連続3回目
「私にとって最高の栄誉です。また、すばらしいプレーを見せたリーグワンすべての選手たちに敬意を表します。コロナ禍の開催で困難もあったと思いますが、コーチ・スタッフ・選手たちは高いクオリティを維持しました。来年もすばらしいシーズンにしましょう」

リーグワン屈指のハードワーカーであるクワッガ・スミス(撮影:早浪章弘)

■SH:小川高廣(東芝ブレイブルーパス東京)
「いま本当にチームとしてすごくいいラグビーができているので、もっといいラグビーができるように、チームのなかで自分の役割をさらにしっかり出せるように、またここに選ばれるように努力していきたいと思います」

■SO:アイザック・ルーカス(リコーブラックラムズ東京)
「このメンバーのなかに自分が入れたことをとても嬉しく思います。リコーとしては非常にタフなシーズンを過ごしたと思いますが、そのなかで学ぶべきこともたくさんありました。そして、そのなかに、たくさんのスタッフの努力もあったと思いますので、そういった点ではすばらしいシーズンだったと思います」

ブラックラムズの司令塔であるアイザック・ルーカス。23歳(Photo: Getty Images)

■WTB:マリカ・コロインベテ(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
「まずワイルドナイツに感謝したいです。こういった賞に至る機会を与えてもらったと思っています。スタッフのみなさんにもたくさんサポートしていただいて、チームみんなで非常に成功したシーズンを過ごせたと思っていますので、このチームの一員であることを誇りに思って、これからもすごく楽しみです」

■WTB:根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
「まず、この15人のなかに選んでいただいて、嬉しく光栄に思います。今シーズン通して、チームのみなさんやファンのみなさんにサポートしていただいて、本当に感謝しています。自分としては、今シーズン、本当に楽しい1年間になりました。本当にありがとうございました」

■CTB:ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
※ トップリーグから通算2季連続2回目
「ここに立てているのは、みなさんのサポートがあってこそですので、パナソニック、スタッフ、チームメイトのみなさんに感謝します。そして、リーグワンのみなさんにも、すばらしい年にしてくださったことに感謝したいと思います」

今年もオーストラリア代表のすごさを見せてくれたサム・ケレビ(撮影:Hiroaki.UENO)

■CTB:サム・ケレビ(東京サントリーサンゴリアス)
「このステージにこういう選手のみなさんと一緒に立てていることがとても嬉しいです。そして、東京サンゴリアス、チームスタッフ、チームメイトのみなさんに対しても感謝の気持ちですし、みなさんの努力を称えたいと思います」

■FB:ダミアン・マッケンジー(東京サントリーサンゴリアス)
「ここにいる選手みんなにおめでとうと言いたいです。そして、東京サントリーサンゴリアス、チームメイトのみなさんにも感謝をしたいです。自分自身がこういう年、こういうシーズンを過ごすことができたことに感謝しています。そしてリーグワンのみなさんも、最初の年をすばらしい年にしてくださったと思います。お礼を申し上げます。日本でのシーズンは楽しかったです。日本のラグビーはどんどん進化しているので、その一部としてリーグワンでプレーできたことをすごく嬉しく思っています。日本にはいいプレーヤー、いいチームがたくさんあると思いますので、すごく楽しんでラグビーをすることができたなと思っています」