清水建設江東ブルーシャークスが、ホームの江東区夢の島競技場でファンと一緒に昇格を喜んだ。
ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン2/ディビジョン3入替戦でマツダスカイアクティブズ広島と激突したブルーシャークスは、第1ラウンドを6点差で制すと、5月28日に迎えた最終戦も53-19と快勝し、来季ディビジョン2への昇格が決まった。
敗れたスカイアクティブズはディビジョン3に降格となる。
ブルーシャークスは序盤から主導権を握った。
前半4分、SOオルビン・レジャーがランで仕掛けて右外にいたHO立川直道がゲインし、サポートのWTB野田涼太につないで先制トライが生まれた。7分にもレジャーの力強い走りで敵陣22メートルライン内に入り、ブレイクダウンからFL長谷銀次郎がすばやくピックアップしてゴールに持ち込んだ。さらに、ペナルティゴールで加点し、24分にも敵陣深くに入り、モールからのバックス展開でWTB野田がフィニッシュ。18-0で折り返した。
後半に入ってもブルーシャークスペースは変わらず、47分(後半7分)には敵陣深くのラインアウトでLO日高駿がスチールし、攻め込んでCTBディック・ウィルソンがディフェンダーをかわしてインゴールに持ち込んだ。
ブルーシャークスの勢いは止まらず、50分にはNO8マーフィー・タラマイの力走後、FL長谷も続いて壁を破り、追加点。51分にはテンポの速いチームアタックをWTB野田がフィニッシュし、39-0とリードを広げた。
ブルーシャークスはその後、2トライを追加。
一方のスカイアクティブズは、58分、敵陣深くでの連続攻撃からSO龍野光太朗がディフェンスを切り裂いてトライを奪い返した。67分にはFL芦田朋輝の力強いボールキャリーのあと、PR加藤滉紫がサポートしてオフロードでSH河野翼につなぎ、得点。そして、79分にはCTB中村悠人の好走ビッグゲインでゴールに迫り、つないでSO龍野がチーム3トライ目を挙げたが、来季につながる最後の戦いに勝って歓喜したのはブルーシャークスだった。