リーグワンでディビジョン2への昇格を目指す清水建設江東ブルーシャークスが、同ディビジョン残留を目指すマツダスカイアクティブズ広島との入替戦・第1戦に逆転勝ちし、目標へ大きく近づいた。5月21日に愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で対戦し、30-24で制した。
ブルーシャークスは勝点4を獲得。スカイアクティブズは敗れたものの、7点差以内の負けだったためボーナスポイント(勝点1)を獲得している。入替戦は2回戦方式でおこなわれ、トータルで勝点が多いチームが勝者となる。
最初の40分間はスカイアクティブズがリードした。
まずは前半18分、フェイズを重ねてゴールに迫り、LOミロ デビッドが突っ込んでトライゲッターとなった。24分にはラインアウトからモールで押し込み追加点。
その後、ブルーシャークスのFL松土治樹にキックチャージから5点を奪い返されたが、ハーフタイム前にはゴール前で16フェイズを重ねてPR加藤滉紫がトライを取り切り、11点リードで折り返した。
46分にはブルーシャークスのSOオルビン・レジャーが放ったキックパスがスカイアクティブズにとってラッキーバウンドとなり、ボールを手にしたFB崎口銀二朗がゴールへ走り、さらに点差は広がった。
だが、ブルーシャークスは16点ビハインドからゲームをひっくり返す。
53分(後半13分)、ラインアウトから展開して左WTB佐々木周平がタックラーを振り切りトライ。数分後にペナルティゴールで8点差とすると、64分にはゴール前のスクラムで圧倒してNO8マーフィー・タラマイがインゴールにボールを押さえ、コンバージョンも決まって1点差となった。
勢いに乗ったブルーシャークスは相手にプレッシャーをかけ続け、71分にも攻め込むと、SH原田健司がディフェンス裏に蹴ったボールをFBコンラッド・バンワイクが確保して右隅にフィニッシュし、逆転の決勝トライとなった。
勝者が決まる第2戦は、28日に東京・江東区夢の島競技場でおこなわれる。