ワールドカップイヤーにヨーロッパの女王となったのはイングランドだった。
女子のシックスネーションズは現地時間4月30日に最終節を迎え、バイヨンヌ(フランス)のスタッド・ジャン=ドージェでは全勝同士だった女子フランス代表と女子イングランド代表が激突。男子代表とのダブル制覇を狙ったフランスがホームでの声援を受けて序盤に先制したものの、女子世界ランキング1位のイングランドはフォワードの強さを活かしてローリングモールで3連続トライを奪い、今大会中に通算100キャップホルダーとなったゲームキャプテンのエミリー・スカーラット(CTB)がPGを含むゴールキックをすべて決めて得点を重ね、24-12で制した。
女子イングランド代表はグランドスラム達成で、4年連続のシックスネーションズ優勝。女子フランス代表は2018年大会以来の王座奪還とはならなかった。
なお、5か月後に迫ったワールドカップで女子日本代表と同組に入る女子イタリア代表は、敵地での最終節で女子ウェールズ代表に10-8と逆転勝ちし、2勝3敗の5位で終えている。