リーグワン2022で実戦初勝利を目指すNECグリーンロケッツ東葛だが、2季連続の日本一を狙う埼玉パナソニックワイルドナイツを倒すことはできなかった。5月1日に千葉・柏の葉公園総合競技場で対戦し、10-39で敗れた。
前半、グリーンロケッツはディフェンスで奮闘し、10点を追う24分にはWTB後藤輝也のボールセービングから攻撃のリズムに乗り、つないでCTBティム・ベネットがディフェンスを抜け、トライを奪い返した。コンバージョンも決まり、30分にはSOフレッチャー・スミスのペナルティゴールで加点し、10-10で折り返した。
しかし、後半はワイルドナイツが地力を発揮。雨による難しいコンディションだったが、43分(後半3分)にラインアウトからモールで押し切り勝ち越すと、50分にも敵陣深くに入り、13番をつけたマリカ・コロインベテがブレイクダウン後に抜けてSH小山大輝につなぎ、連続トライとなった。
さらに、52分にはSO山沢拓也がディフェンス裏にスペースを見つけてチップキックを放つと、反応したWTBセミシ・トゥポウがボールを確保して自陣からゴールへ走り切った。
主導権を握ったワイルドナイツは、63分にもゴールに迫ってLOエセイ・ハアンガナが突っ込み追加点を獲得。
80分には、入部から3季目でデビューを果たした丹治辰碩がキックパスを受けて初トライを決め、試合を締めくくった。
なお、同日に予定されていたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪×静岡ブルーレヴズ戦は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となっている。