ブルースの活動休止は発表されたものの、こちらのサニックスラグビーは永遠に続いてほしい。
優勝、準優勝チーム、そして戦いを終えた女子たちの健闘を、大会参加の男子選手たちがぐるっと囲んで労う。
最高の光景だ。
サニックスワールドラグビーユース交流大会が開催されている(4月28日〜)。
4月29日には女子セブンズの順位決定トーナメントがおこなわれ、追手門学院高校が優勝した。
ブレイブルーヴを相手に29-5と快勝した。
コミュニケーションをとって動く選手たちの個人技と組織プレーのバランスがいい。
思い描くプレーを実行できるのは、日常のトレーニングの成果だ。普段から徹底する基本プレーの確かさが光った。
決勝では立ち上がりから勢いのあるアタックと統制のとれた動きを見せ、流れをつかんだ。
1分に岡田亜祐が先制トライを右中間に決めると、4分には椎村心媛が続く。
5分、ブレイブルーヴの吉雄陽香に1トライを許すも、さらに1トライを追加し(大角優月)、前半を17-5とリードして終えた。
後半も2トライを追加し、蓄えてきた力を発揮した追手門学院は、この大会で2016年以来2度目の優勝。日常的に大学生(追手門学院VENUS)と体を当ててきた積み重ねを感じられる2日間の戦いぶりだった。
松田向日葵主将は、プール戦で24-17と勝ったブレイブルーヴとの再戦を前に、仲間とこう話したという。
「(前日は)点数では勝ったけど、内容は満足できない。リベンジするつもりでやろう」
女子セブンズのフィナーレを飾るにふさわしい内容の14分だった。