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スペイン、代表資格ない選手起用でW杯出場権取り消し。ルーマニアが繰り上がりで切符獲得へ

2022.04.29

ラグビーW杯の優勝カップとフランス大会のボール(Photo: World Rugby via Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2023フランス大会の予選を兼ねた2021年と2022年のヨーロッパチャンピオンシップで総合2位となり、24年ぶり2度目のワールドカップ出場権獲得に歓喜したスペイン代表だが、同予選で出場資格のない選手を起用していたことが確認され、出場権取り消しとなった。
 国際統括団体のワールドラグビーが4月28日に発表。

 スペイン代表は不適格な選手が予選の2試合に出場していたため、総勝点から合計10ポイントはく奪となり、ルーマニア代表が繰り上げ2位で2大会ぶりのワールドカップ出場権を与えられる。そして、4位から3位に上がったポルトガル代表が今年11月に予定されている世界最終予選に進む。

 スペインは14日以内に異議申し立てできるが、処分が確定すれば、4年前と同じ悲しみを味わうこととなる。

 スペイン代表は前回(2019日本大会)のワールドカップ予選でも、切符獲得を目前にしながら運命がかかった大一番でレフリーに不満を募らせて敗れ、のちに代表資格がない選手を予選に出場させていたことが発覚して敗者復活をかけたプレーオフにも出場できなかった。

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