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横浜での大一番を制したのはワイルドナイツ! イーグルス痛恨の逆転負けでトップ4から転落

2022.04.23

プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたワイルドナイツのディラン・ライリー(撮影:松本かおり)


 リーグワンのディビジョン1で前節終了時に4位だった横浜キヤノンイーグルスと3位の埼玉パナソニックワイルドナイツが4月23日、神奈川県横浜市の日産スタジアムで激突し、ワイルドナイツが14点差をひっくり返して33-24で逆転勝ちした。

 ワイルドナイツはこれで総勝点52(12勝2敗)となり、上位4チームが参加できるプレーオフ進出が確定。9勝5敗となったイーグルスは総勝点41のままで、前日に勝って総勝点44としていた東芝ブレイブルーパス東京と順位が入れ替わり、プレーオフ進出圏内から転落した。

 先にゲームの主導権を握ったのはイーグルスだった。
 前半3分に敵陣深くに入り、ラインアウトから得意のドライビングモールで押し切り先制した。9分にはFLコーバス・ファンダイクが突破してチャンスとなり、WTB松井千士につないで連続トライとなった。

 一方、前半の得点はSO松田力也のペナルティゴール(PG)による3点のみだったワイルドナイツは、3-17で迎えた後半の序盤、またもPGで点差を詰め、さらに1分後、ハイボールをFB野口竜司がキャッチしてWTBマリカ・コロインベテにつなぎ、オーストラリア代表でもある背番号11がハンドオフでディフェンダーを振り切ってゴールへ疾走。52分(後半12分)にもPGで加点し、14-17と3点差に詰めた。

 ワイルドナイツの勢いは止まらず、55分には、後半の序盤にフロントローをすべて替えフレッシュレッグが加わっていたFWパックがスクラムでターンオーバーし、バックス展開でCTBディラン・ライリーが抜け、逆転した。

 4点ビハインドとなったイーグルスは、59分にWTBヴィリアメ・タカヤワがタックラーを3人かわしてインゴール右隅に飛び込んだが、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)でタッチラインを踏んでいたことが確認され、ノートライ。60分と64分にもゴールに迫ったが、ワイルドナイツの粘り強いディフェンスに阻まれた。

 踏ん張ったワイルドナイツは69分に敵陣深くに入り、ラインアウト後のドライビングモールにバックスも加わって押し込み、貴重な追加点を獲得。

 そして、79分にはイーグルスのパスが乱れてワイルドナイツのFB野口がキック&チェイスでCTBライリーのトライを演出し、勝負は決まった。

 イーグルスは試合終了前に1トライを奪い返したが、熱闘を制し勝点を伸ばしたのはワイルドナイツだった。

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