ラグビーリパブリック

コベルコ神戸スティーラーズのヘッドFWコーチ、カンバーランド氏が死去。

2022.04.20

2022年4月16日、熊谷ラグビー場での試合前のカンバーランド氏(撮影:松本かおり)


 コベルコ神戸スティーラーズのヘッドフォワードコーチを務めていたスティーブ・カンバーランド氏が、4月17日に亡くなったことを同クラブが発表した。57歳だった。
 カンバーランド氏は亡くなる前日、埼玉・熊谷ラグビー場でおこなわれた埼玉パナソニックワイルドナイツ戦にも帯同していた。

 ニュージーランド出身のカンバーランド氏は、選手時代にプロップとして活躍し、オタゴなどでプレー。コーチとしても経験豊富で、スティーラーズとの関係は2008年からと長く(当時のチーム名は神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、2016年から2シーズンは近鉄ライナーズで指導していたが、2018年にスティーラーズに復帰してスクラムなどの強化に携わり、2018年度のトップリーグ優勝に貢献した。そして、チーム名がコベルコ神戸スティーラーズとなってからも熱心に指導を続け、2021年10月からヘッドフォワードコーチを務めていた。

 母国ニュージーランドのメディアもカンバーランド氏の訃報を報じており、オタゴ・デイリー・タイムズ紙では、オタゴのチームメイトだったグレッグ・クーパー氏(現・三菱重工相模原ダイナボアーズ ヘッドコーチ)が「彼は知的で、思いやりがあり、とても忠実な男でした。彼がいなくなって寂しいです」と哀悼のコメントをしている。

Exit mobile version