ワールドラグビーセブンズシリーズで通算358トライという驚異的な世界記録を持つイングランド代表のダン・ノートンが、現役引退を発表した。
34歳になった7人制ラグビーのレジェンドは、4月16、17日におこなわれたバンクーバー大会を最後とし、「引退するときが来たと思う。私は過去14年間、世界中で存分に跳ねまわり、チームメイトたちと最高の時間を過ごしてきた。サポートしてくれたすべての人たちに感謝する。あなたたちなしでは何もできなかった」と語った。
出身地のグロスターでプロデビューし、2009年から7人制にフォーカスしてきたノートンは、40メートル走の自己ベストが4秒78というスピードを武器に活躍し、ワールドラグビーセブンズシリーズでは通算470試合に出場して358トライ(歴代1位)、1804得点(歴代4位)を記録。また、2016年にはイギリス代表としてリオデジャネイロオリンピックで銀メダル獲得に貢献し、昨年の東京オリンピックにも出場した。