欧州クラブラグビーの2021-2022シーズン王者を決めるハイネケン・チャンピオンズカップは、現地時間4月15日から17日にかけて“ラウンド・オブ・16”の第2節の試合がおこなわれ、準々決勝に進む8チームが決まった。
松島幸太朗が所属するASMクレルモン・オーヴェルニュ(フランス)は、レスター・タイガース(イングランド)に2連敗し、ベスト8入りを逃した。クレルモンの中心選手で15番をつける松島は、第1戦で肩を負傷し、第2戦は欠場。ホームでの第1戦に逆転負けしたクレルモンは、16日に敵地でおこなわれた第2戦も17-27で屈し、敗退が決まった。
昨シーズンの欧州王者であるトゥールーズ(フランス)はアルスター(アイルランド)と対戦。ホームでの第1戦を落とし、敵地での第2戦は7点差以上での勝利が求められる厳しい条件だったが、現地時間16日におこなわれた激闘は、23-23で迎えた後半34分、フランス代表の大黒柱でもあるSHアントワンヌ・デュポンが勝ち越しトライを決め、コンバージョンも成功で2試合のトータルスコアが50-49となり、トゥールーズが準々決勝進出となった。
一方、昨季プレミアシップ(イングランド)王者であるハーレクインズは、フランスリーグのトップ14で現在首位のモンペリエに敗れた。敵地での第1戦を14点差で落としていたハーレクインズは、16日にホームでおこなわれた第2戦で、後半34分にトライを決めて33-20としたが、イングランド代表でも10番をつけるマーカス・スミスがコンバージョンを外し、2試合の合計スコアは1点差で泣くこととなった。
そのほか、ラ・ロシェル、ラシン92(以上、フランス)、レンスター、マンスター(以上、アイルランド)、セール・シャークス(イングランド)がベスト8入りを決めている。
5月6日~8日にかけておこなわれる準々決勝の組み合わせは以下のとおり。
<ハイネケン・チャンピオンズカップ 2021-2022 準々決勝>
■ラシン92(フランス) vs セール・シャークス(イングランド)
■ラ・ロシェル(フランス) vs モンペリエ(フランス)
■マンスター(アイルランド) vs トゥールーズ(フランス)
■レスター・タイガース(イングランド) vs レンスター(アイルランド)